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ぬるい懐古オタクがだらだらと語るだけ。

アニメ「進撃の巨人」シーズン4 第9話(第68話)

まだ本誌の最新話には追い付いていませんが、なんとか早く読みたい! マガポケというアプリで進撃だけが読めるらしいのですが、海外IPではアウト…。あーあ。なので、Kindle版を買います。

 

アニメ版通算68話(シーズン4 第9話)の感想! 単行本33巻までのネタバレありなのでご注意ください。時間ないので、簡単に。

 

 

私の好きだった、明るくて好奇心旺盛で、突拍子のつかない行為をとるハンジが懐かしくて、可愛くて、泣けてくるよ。冒頭の三文芝居は、朴さんの演技が最高だわ。原作読んだときもなんじゃこれって思ったけど、朴さんのちょっと上ずった棒読みちっくな演技がばかばかしくて笑える。真面目に付き合ってあげているリヴァイは優しいねぇ。

リヴァイとのお笑いコンビも相変わらずで懐かしい。リヴァイって基本的にすごーく辛気臭い男だと思うんだけど、ハンジといるとお笑いコンビになるのが可笑しい。

でもこれから先のハンジの運命を思うと、明るいシーンでも笑えない…。未来が見えるエレンの苦しさを追体験しているとは。はあ。エレンはどこまで未来を見ているのかねぇ。全部わかっているわけではなさそうだけど、自分が地ならしを起こすところまでは見えているけど、ジークのプランもどこかの段階で見えたんだろうか???

エレンの切迫感とアルミン&ミカサのポジティブさが対照的で辛いねぇ。エレンの焦燥感はジークの期限が近いというだけではなくて、エレン自身の期限も迫っているというところからきてるんだろうけど、せめて同じ運命を持ってしまったアルミンと苦悩を共有できればよかったんだけど。だから、アルミンも後悔している…。エレン自身が完全に心を閉ざしてしまっているからねぇ。(もちろん、ここでアルミンと苦悩を共有してわかりあっていれば、マーレ編の物語として成立しないわけだけど)

この手の紛争の解決って一朝一夕でできるものではないし、多面的なアプローチが必要なんだけど、期限付きのエレンにとっては、あと10年後、100年後なんて悠長なことは聞いてられないんだろうなぁ。で、すべてを一瞬で解決しそうな策にたどり着くとそれに頼ってしまうというのは気持ちとしてわかるんだけど。でも、そういうすべてを一発で解決する策はありえないからこそ禁忌であって、行使してはいけないものなんだよねぇ。で、それをやってしまった物語の落としどころがとても気になります。世界全滅エンドというのもある意味ありきたりだし、パラディ島が報復されて絶滅エンドというのも後味悪いし、どうなるんだろうねぇ。

 

大好きなオニャンコポンの大好きなセリフがカットされていなくてうれしい。「いろんな奴がいたほうが面白い」ってまさにその通りだよ。ここは重要なポイントだよね。黒人もエルディア人もマーレ人も東洋人もいろんな人が存在したほうが面白いし、そんな社会をパラディ島が作れればいいんだけど…。あ、でも、その前に原作では「港」に関する会話があったんだけど、カットされていたのが残念。ジャン・コニー・サシャのアホなやりとりが好きだったし、ハンジとオニャンコポンの友情の第一歩になった部分で、アニメでも見たかったな。彼は飛行艇を飛ばすところまで付き合ってくれたしね…。

 

サシャのお墓参りシーンは本当に悲しい。ジャンがあやまるのも悲しい。現場の指揮はジャンが任されていたみたいだから、指揮官として責任を感じているんだなぁ。(ジャンの成長が嬉しいとも思うけど。)ニコロが「ただ飯を用意していただけだ」っていうセリフも悲しいし、コニーの自分が半分なくなったというのも寂しい。この二人はいつも一緒だったもんなー。

ところで、サシャのお父さんのあの変なギャグ(タダなんやろ?って言うの)は割とさらっと流されたんだけど、アニメ初見の視聴者はどう思ったんだろうか。

 

次回は、とうとうエレンがハンジの胸倉をつかむシーンか…。あのシーン本当に苦手なんだよねぇ。ハンジがエレンに対して下手をうったことは間違いないし、エレンにとっても調査兵団と決別するきっかけになったんだろうけど、ハンジの女性性があんな形で描かれるのはすごくもやもやするなぁ。でも、でも、朴さんの演技はすごく楽しみ。どういう風にあの難しいシーンを演じてくれるのかなぁ。

あと、ナイルも楽しみ。ワイン飲まないでーと言いたくなるだろうけど。