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ぬるいオタクのひとりごと。だらだら、まったり、マイペース。

アニメ「バナナフィッシュ」12話

バナナフィッシュの12話を見ました。以下ざくっと雑感。(ネタバレ注意です)

 

 

 

ダイジェスト感は相変わらずですが、これはもう諦めるべきことかと。そもそもあの原作を2クールでやってしまおうというのが無茶な話なので。

勿論やりようによってはいくらでも改善する余地はあると思えるのが、残念なところです。中の人たちの演技や演出手法は以前のポストで言及しましたが、劇伴音楽も問題ですね。音楽で物語に緩急をつけることもできるのですが、いかんせんその音楽がいまいち・・・。(作曲の方すみません)ただ、音楽を生かすのも演出次第ですよね。ということでやっぱり演出が残念すぎる。それぞれのパーツが微妙な出来で、微妙なものが合算されてもプラスにはならずに微妙な全体になってしまうという例ですかね。

 

ケインが唐突に出てきてびっくり。省略されなくてよかったと思うべきかな。

 

アッシュと英二の喧嘩&仲直りは割と原作通りかな。ちゃんとNY市立図書館が出てきてよかった!ちなみに私がNYに着いて真っ先に行ったところはNY市立図書館(次が自然史博物館)。BFファンにとってはモニュメンタルな場所なので、ちゃんと出てきてよかったです。

納豆とアジの開きをアッシュが嫌そーな顔で食べるシーンは省略もできたんでしょうけど、原作ファンには人気のシーンだと思うので、入れたんですかね。予告編に回してもよかったと思うんですが。(アッシュがアジを頭からバリバリ食べていて、英二が内心「まっ、ヤマネコだからいいか」と納得するのが好きでしたが、さすがに削られました。)

 

冒頭の月龍とシンのシーンは、削られなくてよかった~とほっとしています。若様とシンの気安い会話は、月龍がシンに段々心を許していくようで好きなんです。ところで、シンの声は正直判断に困っています。棒読みっぽいなあと思うときもあれば、子供っぽくていいんじゃないかな、と思うときもあるし。うーん・・・。

ところで、今回の月龍の衣装は何? ワンピース? 彼は女装しているわけではないと思うので、あんまり女っぽい恰好をさせてほしくないな。原作では、ゴルツィネ邸で旗袍(満州族の衣装)を着ていたけど、それ以外は普通にシャツとズボンという恰好だったと思うんだけど。今時の日本人で(特に男性)和服を着て生活している人がいないのと同じで(せいぜい作務衣だろうけど、それもめったにいないよね)、香港人だろうがチャイニーズアメリカンだろうが、中華服(?)を着て生活している人はいないよ。家具や家の飾りつけをオリエンタルにしている人はよくいるけど。

民族的ステレオタイプは今アメリカで批判の的なので、こういうのは危ういなあと思います。

でも、その一方で、謎中華衣装が月龍のアヤシイ魅力を引き立てているんで、困ったものです。11話で着ていたフリルが襟元についた紫と黄色の中華服は満州族っぽい衣装なんですが、もしかして清の八旗の末裔とかそういう裏設定があるんですかね。いや、美しいからいいんですけど。萌え万歳!で容認したくなるのがオタクの困ったところです・・・。

 

 

 

 

 

アニメ「バナナフィッシュ」11話

木曜日の夜に仕事を終えてバナナフィッシュを見るのがここ最近の一番の楽しみです。

で、11話見ました!(以下ネタバレです。原作のネタばれもありですので、未読の方はご注意くださいませ)

 

 

アッシュの寝起きの悪いところと、ハロウィーンかぼちゃ怖いエピソード、そして夜に悪夢にうなされて泣くアッシュに寄り添う英二との会話が今回のメインポイント。思っていたよりもがっつり再現されていましたね。省略されていたところも結構あったんですが、まあしょうがないかな、と。

でも、あの笑いあり、感動ありの、名シーンがイマイチ乗り切れなかったんですよね。がっかりしてしまいました。

どうしても駆け足のダイジェスト感がぬぐえないんです。アッシュと英二の積み重ねてきたものが駆け足で語られてきた(今まで)、そして、二人のシーンも「間」がないので、すごく駆け足。ざーっとストーリーだけを追いかけているって感じ。

ただこれって「尺がないから」だけで片付けられる問題なのかなぁと考え始めました。勿論シーンに余韻がないのは尺がないからというのが一番大きいんだけど、ギャグシーンもシリアスな泣きシーンもすべて同じように平坦な調子なんですよね。この緩急のなさがダイジェスト感に拍車をかけていると思います。これは演出の問題じゃないかね。

あと、すごく言いにくいんだけど、アッシュと英二の担当声優の方たちの演技力の問題でもあると思います。シリアスなシーンはまあまだマシなんですけど、正直ギャグシーンが全くギャグになっていない。シリアスな会話と同じような調子で演じているので、緩急がなく、平坦な印象を逃れられないよ。

ギャグシーンに関しては、マックス役の平田さんはさすがにお上手なので、アッシュとのやり取りはうまく流れていたと思います。(むしろマックスとのギャグ会話を見ていて、上記の問題に気づいたって感じですが)

これからどんどん省略される部分が増えると思うので、演出含めて中の方たちの奮闘を期待しています。

 

ところで、マックスとアッシュの親子ごっこがかなーり省略されていてすごく悲しい。アッシュにとっては英二と違った意味でマックスとは信頼関係で結ばれていて、アッシュが、英二には言えないこと、見せられないことも、マックスには言えるのがすごく好きでした。もともと、若い少年少女を見守るおっさんキャラが大好きだっていうのもありますが。気が強くて美人なジェシカとの関係も好き。(マックスの尻のひかれっぷりが微笑ましいのだ)そういえば、ジェシカのレイプシーンはアニメではぼやかされていましたね・・・。さらっと流されていますけど、こういうのは辛いなぁ。マックスはこれで負い目ができたのかなと思うとそれも辛い。

にしても、下水道でのマックスとジェシカのバカップルぷりは出てくるのかしら。確かケインに呆れられていたよね。

 

後半どれくらい削られるのかなぁ。シンと月龍のシーンが減らないことを祈願しておこう・・・。

 

 

アニメ「バナナフィッシュ」~10話

アニメ版「バナナフィッシュ」10話まで見て、ようやく追いつきました!

長く原作を読んでいないんですが、こうやって見てみると色々思い出してきました。

昔から月龍が好きだったんですが、その理由が今になってよーくわかりました。シンも大好きで、この二人がじゃれあっている(?)のに当時萌えていました。

あと大人組では、マックスが好きだったなあ。うーん、懐かしい~。ブランカも好きだったんですが、そろそろ出てくるのかな。まだ出ていないのはケインと変態な大佐(名前忘れちゃった)くらい?

 

以下雑感。原作にも触れていますので、原作未読の方はご注意ください。

 

1)全体的な印象 

ざくっと見た限り、想像していた以上に原作に忠実だなと(今のところ)思います。原作改変アニメ化(必ずしも悪いわけではないんだけど)で物議を醸し出していた他諸々を考えると、これは悪くない方じゃない?

セリフも結構原作通りで「あー、この会話覚えてる!」とニヤニヤすること多し。

ただ、尺の関係か、余韻があまりない。(これ2クールでアッシュがラオに刺されるとこまでやるのかね?)駆け足というか、ダイジェスト風になっているんだよね・・・。

もう少し、緩急をつけると、そのダイジェスト風という印象は改善されると思うんだけど。ただその場合、カットするエピと掘り下げるシーンのチョイスは監督のセンスが問われるからなぁ。現状が無難だというのもわかる。

 

2)キャラデザ

英二がなんであんなに女の子風なキャラデザに??目が大きすぎるよ。

彼が守られるお姫様ポジだから?? 原作の英二君は好きでも嫌いでもなかったんですが、あまり女の子っぽく描かれると、ちょっと・・・。

 

3)音楽 

劇判と主題歌はイマイチ。まず、オープニング曲は古臭いビジュアル系っぽい音なんだけど、もうすこしモダンな曲を選べなかったの?いっそヒップホップを選べばよかったのに。劇判は全く印象が薄いなぁ。

 

4)声優

まず、ゴルツィネ役の石塚運昇さんがお亡くなりになられたんですが(涙)。全部収録済みってわけじゃないんですよね? どなたに変更になるのかな。素敵なベテラン声優さんが逝去されるのは本当に辛い・・・。

マックス役の平田さんはさすがに演技が安定していて、お上手ですね。大好き!

でも、最近まで「恋は雨上がりのように」を見ていたので、近藤店長の顔がちらつく・・・。というか、キャラ的にはタイバニの虎徹かねぇ。

今のところ一番想像通りで、はまり役だと思ったのが李月龍。

ダークな彼の繊細で孤独な部分が上手に出ているなあと思って調べてみるとCVは福山潤さん。名前は聞いたことあるけど誰だったかな(←最近の声優さんの名前が覚えられない)とググってみたら、コードギアスのルルーシュやっていらしたのね。(∀ガンダムのキース役はすっかり忘れていました。)作品としてのギアス自体はあまり好きじゃなかったけど、ルルーシュは好きでした。彼も不幸で孤独なダークヒーローだったよな。福山さんの演技や声質は月龍にぴったりで、今のところ満足度ナンバーワン。

 

で、問題は、アッシュ・・・。あんまりはまっていると思えないんだけどなぁ。まだお若い方だと思うんだけど、経験不足なのか、演技力が足りないのか、声質が合わないのか。もう少し透明感のある声で(甲高いアニメ声というわけではない)、繊細さと図太さを出せる人がよかったな。(CVの方、ごめんなさい。頑張って!)

 

 

えーっと、連載当時から月龍が大好きだったんですけど、よく考えればダークヒロイン大好きな私なので、月龍好きなのも必然の結果ですかね。(いや、アッシュも好きなんですけど)

傷ついた心を抱えて孤独な月龍が、アッシュと英二の関係に嫉妬して、これからどんどんダークになっていくんだけど、原作通りやってくれるのかな? シンが「ほっとけないんだよな」と言って月龍の面倒を見ちゃうのが好きでした。シンは若いけど、頭がよくて洞察力もあるし、なによりめちゃくちゃイイ奴だから、月龍の孤独と傷ついた心をちゃんと理解して受け止めてあげられるっていうのが、いいね。

心に傷を抱えた、孤独で拗らせまくった年上のお姫様と、しっかりした年下君か・・・。うーん、最近はまっているタイプのカプだわ。

 

 続きが楽しみ。いつブランカが出てくるのかなぁ。

一週間の楽しみがあると辛い仕事も乗り切れそう。

 

 

アニメ版「バナナフィッシュ」

バナナフィッシュのアニメはもう配信が始まっていたのをすっかり忘れていました。

アマゾンプライムで世界同時配信は本当にありがたいです。アマゾンで買い物をすることが多いので、プライムに入っているのですが、好きなアニメが追加料金なしで日本とディレイなく見られるのは単純に嬉しいです。

吉田秋生先生と萩尾望都先生は私が一番影響を受けた少女漫画家さんなのですが、「バナナフィッシュ」はリアルタイムで読んでいて、私にとって特に思い入れのある少女マンガです。(吉田先生で一番好きなのは「桜の園」だけどね)

子どものころから、アニメは兄の影響でロボットアニメばかり見ていましたが(テレビのチャンネル争いで兄に勝てなかった・・・)、マンガは女友達と貸し借りする関係で少女漫画をよく読んでいたかな。兄の読んでいたジャンプも一応読んではいたんですが。

当時、別コミも毎月買っていたし、全プレでテレホンカードだの目覚まし時計だのいろいろ応募した覚えがあります。私の揃えていた単行本は学校で友だちの間で回し読みされていて、途中で一巻紛失されて激怒した覚えがあります。(仕方なく買い直した。)

 

バナナフィッシュには思い入れがたーっぷりあるんですけど、アニメ化のニュースを見たとき、なんで今更?と疑問に思ったものです。吉田先生のマンガは実写化されることが多いけど、バナナフィッシュはアニメの方が向いているのに、当時なんでアニメ化されなかったのかな?と思っていました。児童ポルノとかやばいからですかねぇ・・・。あと、連載中に冷戦が終わったというのも大きかったのかも。

 

で、とりあえず2話まで見ました。

まず、舞台がベトナム戦争からイラク戦争に移っている?!

確か原作では、東西冷戦という大きなバックグラウンドがあって、ベトナム戦争でバナナフィッシュが出回っていたという話だったと思ったんだけど。(実家に原作があるのでうろ覚え)

あと、携帯が出ている!つまり、話の舞台が現代になったということですか?!

 

うーん、ただニューヨークのマンハッタンがやばかったのは、70年代から80年代初頭ぐらいまでだし、現在を舞台にするとそのあたりでリアリティがなくなるよね。

私は90年代後半にマンハッタンのハーレム近くに住んでいたのですが、そこまでやばい雰囲気はなかったよ。ギャングのやばさならシカゴ南部の方が今はえげつない。シカゴ南部に長く住んでいた私が言うのだから間違いない。

 

ま、とりあえず最後まで見てから雑感を上げようと思います。

 

 

ロボットアニメ新作?(ガンダムNTとパトレイバーEZY)

私の夏が終わり、繁忙期が始まりました。書きかけの二次創作が三本あって、夏に終わらせるつもりだったのに、今年の夏はガンダムに再燃してしまったので、全く終わらせられなかったよ。クリスマス休暇中に書けるといいんだけど・・・。でも、今年も仕事が山積みなので、へたすればクリスマス休暇も返上かも、と思うとげんなりします。

 

閑話休題。

 

私がぼんやりしていると、海の向こうからガンダムとパトレイバーの新作の話が聞こえてきました。ネットで情報が瞬時に伝わるのは理屈上ではそうなんですが、実際、物理的に離れていることは心理的に離れていることなので、情報を積極的に掴みにいかないとなかなか乗り遅れてしまいます。(ツイッターでもすればいいんでしょうけど、あの距離感が苦手だし、日本の皆さんが盛り上がっている話題についていけないのが悔しいし、日本に帰りたい病を発症するので、精神衛生上見ないことにしています。)

 

1)パトレイバーEZY

で、まずパトレイバーについて。8月10日がパトの日と制定されたそうで。

おめでたいんだかなんだかわかりませんが。私は記念日に全く興味がない人間なので、まあそれはどうでもいいんですけど、肝心の新作に関しては具体的な内容は全くわからないんですが。パラレルでいくのか、初代特車二課とは同じ時間軸にあるけど、数年後設定なのか、どういう枠組みなんですかねぇ?

私的には全く違うメンバーでやってほしいですね。で、さりげなく、旧特車二課メンバーの消息が漏れ聞こえるっていう感じで。でも、旧特車二課のメンバーが不幸になっているなら、余計な情報はいりません。(押井監督を批判してしているわけではないんですが)

以前のアニメーター見本市の短編はなかなか良かったので、その続きかな?

情報待ちは辛いのう。

 

2)ガンダムNT

まず一言文句言っていい?公式からだと映像が見れないんだけど。トレイラーぐらい海外IPにも公開しろよ。ふざけんな。

で、しょうがないので、youtubeで見ました。

 

カルタみたいな麿眉の娘さんがいる・・・。うーん、あまり好きなキャラデザではないな。

 

何よりも一番衝撃的だったのが、

ミネバ様がジオンの軍服来ているよ・・・。

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はっきり言うとミネバちゃんをジオンの戦争に巻き込んで欲しくなかった。

 

ミネバちゃんに対しては、近所のおばさんのような目で見てしまうのよ。だってさ、赤ん坊のミネバちゃんがソロモンから脱出するのを初めて見たのが、私がまだ小学校1年生くらいの時に、兄と一緒に「めぐりあい宇宙」を見た時。で、それから数年後、Zガンダムでちょっと大きくなったミネバちゃんを見て、ZZで影武者?!と衝撃を受けて。で、20年(?)ぶりくらいにユニコーンでその成長した姿を見て、感激したわけ。あのハマーン様とシャアに教育されたにしては真っ当な女の子に育ったなあとか、ソロモンを脱出した時は赤ん坊だったなあ、とか、この子が原因でハマーン様とシャアが夫婦喧嘩大ゲンカしたんだもんなあ、とか、もう思い入れありまくりで。

 

えーと、福井氏の小説読んでないんですけど、読むべきですかね?

福井氏の小説が原作なら、ミネバちゃんがジオンの軍服着ることになったいきさつだけでもわかるのかな?

なんかガッカリだ。ミネバちゃんにはハマーン様を反面教師にして頂きたかったわ。

 

ま、どうせ私の住んでいる地域では公開されないと思うし、オンラインで見れるようにしてくれればいいけど、無理そうなので、当面お預け状態かね・・・。トレイラーを見なかったことにしておきたい。

 

 

 

 

ガンダムZZ再考 2

前回からの続き。

 

以下は、ガンダムZZの気になった点を洗い出してみました。 

 

 1)構成の悪さ(ギャクパートについて)

悪評高いコミカルな前半は、実は結構好きです。マシュマーの回想シーンでのハマーン様がなんか笑える! 妙に色っぽいというか・・・。マシュマーはハマーン様を理想化して崇拝している割にはエロ目線で見ているのかしら? いや、純情な青年でも男の欲望を持っているのはいいんですけど。もー、ハマーン様を押し倒しちゃえよ、とか無責任なことを妄想しちゃいます。瞬殺されるでしょうけど。

ただし、この前半がうざいというのもわかります。それは、ただ単に、長くてグダグダしすぎだから。こんなに話数かける必要性ないでしょ。ジュドーがエゥーゴで戦う動機がいまいち曖昧なので、もっと早くにリィナをグレミーに誘拐させておけば、それでジュドーが戦う動機付けができたので、前半部分のグダグダっぷりを解消できたのでは?

 

正直、ZZという物語が動き始めたのは、プルとハマーン様が登場した回からなので、これをもっと早くにもってくれば、前半はすっきりしたし、後半の詰め込みすぎも解消できたのにね。

 

ギャクパートと構成の悪さという点でいえば、情勢が押し詰まった後半で、タイガーバウムのネタ回をぶっこんできたのもどうかと思います。

タイガーバウムのエピソードは視聴者へのサービス回って感じで、後半の切羽詰まった中でやることじゃないと思う。女装のジュドーとイーノは可愛いけどさ・・・。ハマーン様が変装してジュドーにわざわざ会いに来るというのも戦局が緊迫した中で、ちょっとありえないよ。変装ハマーン様はめっちゃ美人だし、アッガイの操縦が素晴らしいので、ハマーン様好きな私としてはすごくジレンマだけど。

ただ、タイガーバウムは早めのエピソードなら有りだと思います。

流れとして、ジュドーとハマーン様がモウサで初めて出会って、ハマーン様がジュドーに興味を持ち、変装して潜入する。で、タイガーバウム。それから、地球に降下。これなら後半の流れを止めなくて済んだんじゃないかな。

 

2)ニュータイプ能力の大安売り

ZZを見ていてとても気になったのが、NT能力がすごーく便利に使われていること。なんというか人探しにも使えるよ!って感じ。NTってエスパーじゃないんでしょ?百歩譲って、「子どもはみんなニュータイプ」というZZのモットー(?)を肯定したとしても、このNT能力の大安売りはいただけないな。

初代では後半パートでのスパイスだったニュータイプというコンセプトが、Zでは戦争の道具(強化人間の登場)として、さらに政策の焦点(シロッコやハマーン様というNT政治家の登場)として、大きくフィーチャーされたのですが、このZZではなんだかよくわからない具合に便利な力として使われてしまったのが、私的には不満ですね。まあ、Zで大々的にクローズアップさせすぎたおかげで収拾がつかなくなったのかなと思っていますが。

さらに悪手だったのがムーンムーンのサラサを出すことで、新興宗教の霊能力とNT能力をオーバーラップさせてしまったところもオカルト感をさらに悪化させてなんだかなぁと思いました。(このあたりは、以前のZZハマーン様ポストでも言及していますが。リンクは下に貼っておきます)

 

NT能力と超能力と宗教的霊能力がZZで混在しているのは、ガンダムにおいてNTというコンセプトが行き詰ったことを示していて、これは製作者の問題であり、ZZという作品にとっては不幸だったのかな。

 

あと、ラスボスとしてのハマーン様vsジュドーの因縁を強調するために、二人のNTとしての繋がりを描こうとしているんだけど、正直全く機能していないと思う。これも以前のポストで言ったことだけど、男女のNTは恋愛関係に陥る(特に敵味方でわかれているケース)というお約束は、ジュドーがまだ子どもだから、恋愛関係ともつかない中途半端な関係に・・・。一応ハマーン様は頑張って(無理をして?)誘惑しようとしているんだけど、なんというか微妙だよねぇ。そもそも彼女には男を誘惑できるだけの女としての器用さがないからさ。(でも、そこがハマーン様の可愛いところで大好きなんだけど)

 NTの男女関係とハマーン様については以前のポストに書いておいたので、とりあえず貼っておきます。

banana-snow.hatenablog.com

 

3)戦局の見えなさと軍隊としてのグタグタ

 戦局が見えないのはZガンダムもそうだったんですが、ZZは輪をかけて酷いです。ティターンズが消滅した世界で、エゥーゴが事実上地球連邦と同義になっているはずなんですが、エゥーゴの位置づけもわからないし、アーガマが戦局においてどう動いているのか全く見えてこないです。メッチャーの指揮下にあるのかね?エゥーゴのトップってそもそも誰なのさ?あと、ネェル・アーガマが子どもだけで運用されるっていうのはやっぱり無理があると思うんだけど・・・。せめてブライト艦長だけでもいて欲しかったわ。ビーチャが艦長代理っていうのもありえない。ZZでは「子どもvs大人」が強調されていて、自分勝手な子どもたちが、狡い大人たちを振り回していくというのはテーマとしては悪くないんだけど、なんというかそのせいで無理な展開になっていると思う。勿論ガンダムに現実性を求めているわけではないんだけど、それでもねぇ。

ビーチャとモンドの裏切りうんぬんも鬱陶しいエピソードだったな。だいたい軍隊で敵に寝返ってから戻ってくるってないよなーと思います。いくら子どもとはいえ。というか、こういうのが子供騙し的なエピソードで不評を買う原因になるのでは?

 

軍隊といえば階級なんだけど、ネオジオン側も「様」呼称ばかりで、タイトルは呼ばれないのね。これは、ネオジオンが軍隊組織として体を成していないことの暗喩なのか、それともハマーン様自身も軍のタイトルがないから、それに倣っているの?メタレベルでいえば、ZZという作品が子どもを視聴者のターゲットにしているからわざと省いたとか?

ZZは子どもと可愛い女の子がいっぱい出てくるけど、大人の職業軍人が不在なのがその代償かね。ZZに出てきた大人の男の職業軍人ってラカンとオーギュストくらいかな。オッサン軍人好きな私としては辛いな。そもそもラカンがね・・・。中の人も私の大好きな大林隆介さんで、ハマーン様を裏切りさえしなければ、推し筆頭だったのに! でも、裏切ったから許さない。

 

4)他

細かいことなんだけど、ミネバ・ザビ妃殿下という敬称は間違っています。ミネバ様はお妃ではないので、ミネバ・ザビ公女殿下とすべきです。スタッフの誰も気が付かなかったのかねぇ、当時。でも、ミネバちゃんのお父さんや伯母さんは「閣下」で呼ばれていて(軍人としての肩書があったからね)、「公子殿下」「公女殿下」と呼ばれていたことはなかったと思うんだけどね・・・。

ガンダムシリーズってもともと敬称や肩書がめちゃくちゃで、細かいところを気にしてはいけないとわかっているんだけど、でも、私は気になる!だいたい、シャア大佐じゃなくて、アズナブル大佐とすべきなのに。今更ではありますが。どうして当時誰も指摘しなかったんだろう?

 

 

ところで、ZZこそ再編集して劇場版を作るのにふさわしい作品ではないかと思うんだけど、どうかね?

 

ただ問題は誰が劇場版ZZを作るって話だよね。富野監督はZZに愛情がないから、手を引いて頂きたい。ZZという作品に愛があって、宇宙世紀をよく理解している人といえば・・・。今ならやっぱり福井氏になるのかしら?うーん、それはそれで危険な香りがする。私としてはハマーン様に愛と理解のある人に劇場版ZZを作っていただきたいんだけど、福井氏はハマーン様をどう思っているんだろう?

もし、ハマーン様がジュドーと木星へ駆け落ちエンドなんていう劇場版ZZが作られたら、その監督様には一生忠誠を誓います。

 

 

ガンダムZZ再考 1

この夏、20年ぶりくらいに機動戦士ガンダムZZを見ました。欠点は勿論色々あるけれど、これほど冷遇される意味はわからないし、むしろ再評価されるべきではないでしょうか。

 

私はリアルタイムで見ていたはずなんですが、当時覚えているのはプルと一緒に地球に降下したあたりから。なので、ZZが酷評される一番の原因である前半のギャグパートを当時どう見たのか全く覚えていないんですよね。Zも見ていたはずなんですが、こちらも全く記憶にない。つまり、あの暗いZから突然ギャグに転じたZZへの転換を当時どう感じていたのか全く覚えていないというポンコツっぷりです。(まだ子どもだったんで仕方ないんですけど)

当時の大人な視聴者がこの前半部分で離れてしまったというのはわからないでもないんですが、今の視聴者はリアルタイムではないし、お気楽なZZの前半部分は割合冷静に見られると思います。

 

とりあえず、よかったところを書き出してみよう。

 

1)MSがカッコいい!(ただしネオ・ジオン側の)

ZZは私の好きなモビルスーツが多いんですよね。勿論、MSの好みなんて人それぞれですけど。

宇宙世紀のMSで、クィン・マンサはキュベレイ(白)の次に好きな機体です。かっこいいよね。是非白と紫とピンクで塗りなおして、ハマーン様にも乗っていただきたかったわ。ジュドーを瞬殺しちゃいそうだけど・・・。

バウ、Rジャジャ、ガズLRもかなり好き。私はデコラティブな機体が好きなんだと思う。

キュベレイは勿論ハマーン様の白キュベが一番好きですが、プルとプルツーのMk-IIもカラーリングが素敵だ。キュベレイ三姉妹は、この3人の関係を暗示している感じでよろしいですな。あと、最後のゲーマルク戦のときに、量産型キュベレイがファンネルのポッドを一斉にパタパタさせるのが、シッポをぱたぱた振っているみたいでかわええ~と不覚にも萌えてしまいました。

ネオジオンに比べて、エゥーゴ側のMSやるきなくね?プラモ売る気あんの?ってところにちょっと怒りが。あと、ZZの合体シーンもカッコ悪い。合体ロボって好みじゃないのよね・・・。

 

2)女の子がみんなかわいい!!!

かわいい女の子(一応ハマーン様も含む)がいっぱい!

妹(リィナ)、妹系ロリ(プル&プルツー)から幼馴染(エル)、先輩(ルー)、おっぱいお姉さん(キャラ)、メガネっ子(ミリィ)、電波系(ラサラ&サラサ)までよりどりみどり。他にもエマリーのような不倫系純情お姉さんや、ラスボス(兼ヒロイン)の怖いお姉さま系ハマーン様まで、よくもまぁこんなに女の子キャラそろえたもんだ。

でも面白いのが、ZZはガンダムシリーズの中では珍しく、きちんと女の子同士の関係を描いているんだよね。エルとルーのいがみ合い(でもなんだかんだ仲がいい)はリアルで、10代の女の子のじゃれあいらしくて微笑ましい。プルとリィナの関係はちょっと切ないな。ZZ放映当時はシャングリラの子供たちもプルも勝手なことばかりして、イライラさせられていたんだけど、それは私が彼らと同年代の子供だったからだと思う。大人になった今は、子どもっぽくてかわいいなぁと愛でていられます。

 

昔は、キャラ・スーンの色ボケぶり(?)が嫌いだったんですが、今はその憎めなさが大好き!洗濯女エピソードはすごく笑いました。ジュドーとキャラの関係は本当に微笑ましいし、最終決戦の時にジュドーがキャラに「死ぬなよ」と声を掛けるシーンが、彼の優しいところが出ていてすごくいいと思います。キャラ姉さんがハマーン様とジュドーの接点になっていれば、もう少しこのNT二人の繋がりがうまく描けたんじゃないかと思う。もっとも、彼女もハマーン様の内面を理解できるだけの聡明さと繊細さを持っていなかったからね・・・。ま、キャラ姉さんのそんなお気楽なところが可愛くていいんだけど。そして、そんな彼女を強化人間にしてしまったハマーン様の追い込まれっぷりが辛いね。

 

ZZの登場人物で白眉なのは、好き嫌いは別にして、文句なしにプルとプルツー。

放映当時、プルツーは好きだったけど、わがままなプルが嫌いでした。でも、今はそのわがままが切なくてかわいい。ジュドーがもっと甘やかしてあげられればよかったんだけど、それは無理だよね。彼も妹のリィナのことで精いっぱいだし、彼自身もまだ子供だもん。「重力下のプル」でプルとプルツーの戦うシーンはガンダムシリーズでも屈指の名バトルだと思う。当時の私もすごく悲しかったな。あと、プルツーが最後に死ぬシーンも。ブリッジの誰も気づいてあげられなかったなんて、辛いね。

ハヤト、プルツー、ラサラ、エマリーあたりは物語の展開上、死なせる必要がなかったと思う・・・。ネオ・ジオン側のキャラもマシュマーも、生きていて欲しかった。

ハマーン様は物語の展開上、死しか残されていないことはわかるけど・・・(涙)。もう少し救いがある最後だったらな・・・。

 ZZのハマーン様に関しては以下のポストで言及しています。

 

banana-snow.hatenablog.com

 

 

ZZという作品はZガンダムで片付けられなかったこと(エゥーゴとアクシズの戦い)を片付けるべき作品だったのですが、問題は途中で逆襲のシャアの企画が始まったので、逆シャアからも逆算しなくちゃならなかったので、色々大変だったと思います。

もともとは、グレミーのポジションがシャアの役割だったと聞きますが、その場合、Zみたいに、ハマーン様・シャア・ジュドーの三つ巴の戦いになっていたんですかねぇ。ジュドーが二人を倒すのか、ハマーン様だけ退場して、シャアは生き残るのか、どっちだったのかな。ハマーン様は最後に、分かり合えたジュドーをかばってシャアに殺されたらいいなと妄想しています。初代のアムロ・シャア・ララァのような三角関係なんだけど、シャアは引導を渡せてホッとできそうだし、シャアに殺されるなら、ある意味ハマーン様も納得できると思う。ただ、シャアは最後まで彼女を理解できないと思うし、ジュドーの方が彼女を理解していて、そんな彼女を理解しようともしなかったシャアに激怒して修正してやる!って感じだとハマーン様も救われるかしら。

 

とまあ、不遇の作品ZZではありますが、福井氏がユニコーンでZZの舞台をかなり使っているので(マリーダさんとか)少しは陽の目を見ている感じです。でも、複雑な気分です。UCに関しては、アニメ版しかまだ見ていなくて、小説は読んでいないのですが、福井氏の小説は∀ガンダムの小説版で私の地雷と化してしまったので。小説版ではマリーダさんの描写がエグイらしく、かなり躊躇しています。