Untitled

ぬるい懐古オタクがだらだらと語るだけ。

漫画「呪術廻戦」1ー25巻

漫画「呪術廻戦」第1巻から25巻まで大人買いしました。途中、仕事がめちゃくちゃ忙しいのに加えて、内容の迷走っぷりに挫折したのですが、なんとか読み終えました。もうすぐ26巻が出るそうなので、追いつけてよかった。

以下、簡単な雑感。ネタバレ全開なので、アニメ派の方はご注意を。

 

 

死滅回遊編に入ってからの迷走っぷりがすごい…。これ、アニメになるんだよね?

マッパさんまた大変なものを引き受けちゃって。(進撃のマーレ編に引き続いて…)

スタッフの方、頭抱えてない? 大丈夫?

アニメ見ていた時も術式わかんねーと思いながら見ていたけど、まぁノリというか、とりあえずそういうものだと流して見て、物語の流れとキャラを押さえていれば、話にはついていけたからね。(原作を読んで、むしろアニメはよく一般視聴者用にかみ砕いたなと感激しています。戦闘シーンとかわかりづらいもんね。)

死滅回遊編になって、術式の困難さも段違いにレベルアップ。秤の術式ってパチンコが元ネタなんだよね。パチンコ全くやったことないから、よくわからん。日本人の私ですらこれなんだから、海外読者は置いてけぼりだよなぁ、完全に。

で、術式もそうなんだけど、このわけのわからなさは、どこからくるかというと、「後付けルールが多過ぎ、複雑すぎ」というのが一番の原因だと思う。

死滅回遊ではポイント100点で、自分の好きなルールを追加できるというのがあるんだけど、これって自己言及的な皮肉だね。後付けし放題が公式化した、というのは作者様の開き直りと思えば笑えるんだけど。(でも、ますますわけのわからなさが加速することに)

死滅回遊編で新しいキャラが色々出てきたのはいいんだけど、昔からのキャラもちゃんと活躍させてあげてほしいし、退場する際は(死でも怪我でも受肉でも)、ちゃんとした理由付けと花を持たせて送りだしてあげてほしいなぁ。片っ端から退場(行方不明?)だと、雑さが気になるばかり。

あと、欄外情報が多い! 五条の術式が数学的に間違っていたというのは笑える。編集さんは何をやっていたんだ? 天下のジャンプなのに!(もっとも、芥見先生は編集さんと仲が悪そうだから、編集部もあきらめているのかもしれないけど)

芥見先生は、意外に関西弁でいう「気にしぃ」なんだと思う。まあ読者の反応なんぞ気にせず、好きに描いて終わらせてほしい。もうここまで来たんだから。にしても、おっさんばかりが活躍しているけど、少年ジャンプでこれでいいの? ヤンジャンあたりに移ったほうがよかったのかもね。

一番ショックだったのは、真依とヤガ先生が死んじゃったこと。特に、私は真希よりも真依の方が好きだったので悲しい。(負けヒロインが癖なの)

禪院家で辛い思いばかりした挙句にあんな死に方するなんて可哀想すぎる。直哉がイヤなこと言っていたけど、直哉に性的虐待とかされてたら悲惨すぎる。まじ勘弁してくれ。

ヤガ先生も悲しいなぁ。京都のおじいちゃんも嫌な仕事したねぇ。ヤガと日下部の話も悲しい。日下部さんって生徒を見殺しにして自分だけはのらりくらりと生き延びようとしたというイメージがある(渋谷事変)けど、こういうバックグランドがあるなら生きろと思うねぇ。(また兄妹のヘビーな関係だわ)

で、復活した五条は、上の連中皆殺しにしちゃったの??? それをしないために、教師になって聡い子たちを育てて味方を増やすんじゃなかったの? 五条は一体何をしたいんだ?

他にも、天元と九十九の関係とか、虎杖の母(!)が偽夏油(ケンジャク)だったとか、まあ色々気になるネタはあるんだけど。

迷走っぷりが気になりますが、26巻を楽しみにしています。

これ本当にアニメ化できるんだろうか…。