Untitled

ぬるい懐古オタクがだらだらと語るだけ。

Gレコ、ガンダムNT などなど。 

2週間ほど仕事で他州に出張していて、ようやく帰宅したのですが、その疲れからかダウン。ひどい風邪を引いてしまいました。

この国では医療費が高いので風邪くらいでは病院に行かないのですが、あまりにもひどくて仕方なく病院に行きました。抗生物質が効いてようやく落ち着いたのですが、体力がひどく落ちている…。

山積みの仕事を尻目に、今はもう静養期間と割り切って、アニメを見ながらひたすらゴロゴロしています。その成果が以下の通り。

見終わったもの:

  • 新劇ヱヴァ(Qまで)
  • Gのレコンギスタ
  • ガンダムナラティブ
  • 輪るピングドラム

 

以下、感想にすらなっていない、ボキャ貧コメントです。(お時間のある方のみどうぞ)

 

  • 輪るピングドラム

色々見た中で、今回一番面白かったのは、幾原監督の「輪るピングドラム」でした。「少女革命ウテナ」をこよなく愛している私が、どうしてもっと早く見なかったんだろう(涙)と深く反省することしきりです。ピングドラムの感想でエントリーを書きたいと思っているので、とりあえず今言えることは、めっちゃ面白かった~!!!!くらいです。(ボキャブラリーが貧困ですみません。脳みそも風邪にかかっているようです)

 

  • 新劇場版エヴァンゲリオン(序・破・Q)

新劇エヴァですが、うーん、なんとも言いにくいですね。ダメっていうほどダメじゃないし、それなりに見て楽しめるんだけど……。私のエヴァに対する興味が減ってしまったからなのかと思ったりもするのですが、それだけが原因じゃないよね。まず、序と破ですが、リアルタイムで旧エヴァを見ていた私としては(そしてテレビ版がなによりも好きなので)、あまり意味を感じないなぁ。アスカちゃんが式波に変わって別人扱い?なのが、個人的には気に喰わない。Qは…言われているほど悪くはないと思うけど、説明不足。いきなり14年後なんだもん。しかもヴィレとネルフの対立ってなんだよ?って感じ。大人たちのダメっぷりは相変わらずどころか、悪化していく一方だねぇ。あと、マリが出ずっぱりなのもあんまり…。心を魅かれるキャラじゃないな。

「毒を喰らわば皿まで」の精神で、最後までエヴァとはお付き合いするつもりだけど、次の映画、どうなるんだろうか。

 

  • ガンダムナラティブ

映画単体としてはちゃんとストーリーがあってうまくまとまっていたと思います。今更ニュータイプをテーマにするなんてと文句を言いたくもなりますが、まあそれを福井ガンダムに言うのは、馬の耳に念仏っていう感じなので、言わないでおきます。そもそもNTはユニコーンの続編?外伝?なので、ユニコーンで強化人間の悲劇を今更描いていたわけですし。懐古厨なのが、福井ガンダムのとりえということにしておこう。

キャラデザはやっぱり好みじゃないなぁ。いわゆる萌え絵ではないことは評価しているけど…。MSのデザインは割と好きかも。フェネックスちゃんが萌えMSなのは個人的に評価ポイントアップです。まあ、MSなんてかわいければOKなのよ!と暴論を吐いておこう。(金色のMSが好きなのは某大尉のことを笑えない…)

時折挟まれる回想シーンがイマイチわかりづらいと思いました。奇跡の子供たちが出ているシーンだと、子どもの顔で過去シーンだと判別できるのですが、子どもだちがでないときは混乱します。なんでティターンズがいきなり出てくるの?と。

あ、クワトロさんことシャアの演説はTV版のダカール演説ですよね。この演説めっちゃ好きなので、劇場版Zでカットされたのはがっかりだったのですが、NTで出てきてちょっと嬉しい。こういうところは、福井さん上手いんだよね。オールドファンの好きポイントを掴んでいるというか。あざといなぁとも思うけど…。

で、問題のニュータイプ論ですが、正直特筆すべきところはないです。面白いところは、今まで「オカルト」の一言で切り捨てられてきた部分を福井さんがピックアップしてまじめに論じようとしている点ですかね。ただ、今更感が強いのと、今ここでそれをするのなら、もっと新しい思想を見せてほしいと思うのですが、特に目新しいものがないってところが問題でしょうか…。

ところで、ミネバ様は幸せそうじゃなかったね。誰よりも幸せになって欲しい子なのに残念だ。(近所のおばちゃん目線)

 

  • Gのレコンギスタ

ずっと断片的に見てきて、ようやく完走。でも、全くついてこれなかったので、2周目を始めたところです。これで少しはわかるといいんだけど…。

まず、第一話を見てびっくり。(予備知識殆どなしで見始めました)

アメリア軍?

ってことは、∀の後の世界観なの???

 

ガンダム史上最高傑作だと個人的に思っている∀と世界観を共有しているなら、もうそれだけで期待は高まります。

ミノフスキー粒子も出てくるので、∀の正暦(ちなみに∀ではミノフスキー粒子出てこなかったなぁ)と宇宙世紀のミックスって感じですかね。技術史的に言えば。

ただ、これで∀がすべてのガンダムの終わるところだという安心感がなくなってしまったのが残念だな。あの最高傑作なエンディングで全て終わるというのがよかったのに。

勿論、クリエーターとしては、現状作品に満足せず新しい世界を作り出すというのが正しいのであり、富野監督があの御歳で(失礼!)まだ新しい作品を生み出そうしているのはすごいことなんだけど…。できれば、∀をガンダム作品の総括としてとっておいて欲しかったなぁ。

と、言うのは、Gレコのストーリーが破綻しているから。これで∀ほどに物語として完成度があれば、∀に続きがあってもいいかなって思えるんだけど、この破綻した物語では、正直あの∀の続きがこれっていうのは勘弁して~と思ってしまいます。

 

まず、キャラデザはめっちゃ好みです。そもそもあきまんさんのキャラデザがむちゃくちゃ好きなんですよ。クラシックな顔立ちなので、時間がたっても古さを感じさせないし、キャラの顔のかきわけができているところが好き。個性がちゃんと出るキャラデザって本当にいいよねぇ。(ひどいキャラデザだと、老人の顔なのに若い顔にちょっと皺を入れた程度だったり、ハンコのように同じ顔で、髪型や目の色でしか判別できないとかさ…)

 

あと、世界観、というか、世界のビジュアルもめっちゃ好きです。各種メカや建築物が有機物にも見えて、その融合が美しい。テクニカルな用語は多すぎで、もっと削った方がいいと思います。ストーリーの中で視聴者に理解させようという意図だろうけど、用語が多過ぎで全然わからない。結局、途中であきらめて、わからないまま流してみていたけど、ストレスはたまるよね。ネットでテクニカルタームを検索しないとわからないなんて、あまり褒められたもんじゃないでしょ。

 

物語はね…。最初のほうはよかったんだけど、中盤以降話が広がりすぎて、後半は収斂先も見えなくなって、よくわからないまま終わったという感じ。一話一話はそれぞれ見ていてわかるんだけど、全体的な流れが全くつかめない。脚本の問題だと思うので、劇場版ではいい脚本家の方が富野監督をサポートしてくださることを切に願っています。

 

ちなみにラライヤちゃんは記憶喪失のままで終わりまでひっぱっていた方がよかったと思う。(ラライヤちゃんには気の毒だけど)チュチュミィと遊んでいるラライヤちゃんは可愛くて面白かったけど、記憶が戻るとただのキャラになってしまって残念。

 

ということで、2周するともう少し理解できるかなと期待していますが…。劇場版がどうなるのか心配です。