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ぬるい懐古オタクがだらだらと語るだけ。

夏の終わり

なんということでしょう! 夏が終わってしまった。

この夏はアレルギーがいろいろ出て病院通いで終わってしまった感が。あーあ。

さっき夏学期がはじまったと思ったばかりなのに。

いろいろ計画を立てていたのに、何も終わってないよ……。特に書き物プランは未遂がほとんど。

アメリカの大学教員は9か月契約と12か月契約があって、9か月契約が主流だと思います。どちらにも良い点と悪い点があって、一概に是非は言い難いのですが。私も御多分にもれず、9か月契約の教員なので夏の3か月は自由なのです。(ちなみにお給料は12か月に分割して払ってもらっていて、健康保険だけはさすがに契約外の夏もカバーしています。アメリカでは健康保険は仕事に付随するもので、来年度も働く限りは保険は継続されることになっています)

じゃあ、まるまる3か月お休みでいいねぇ、というと、そう簡単なことではないんです。研究をする義務のない教員(たとえば講師)の方たちだと丸々お休みになるのですが、私は研究義務のあるポジションなので、夏の間は自分の研究をするというのがお約束。なので、夏は可能な限り万難を排除し、学期中はできない研究作業をするのですが…。特に私の在籍している二流の州立大学なんて学期中は教育と学務に追われて、夏しか研究する時間がないというのが現実。でも、契約期間外の夏に行った研究結果で、テニュア(終身在職権)や昇進が決まるというのが、理不尽というか、謎だといつも思っています。

 

この夏、予定していた通りに論文書きは進まなかったので、正直頭を抱えています。今までは、英語だから書くのが遅いのよね~と言い訳していましたが、実際は、言語にかかわらず書くのが遅いんだよね。二次小説は母語の日本語だけど、それでも書くのがめっちゃ遅いもん。結局、何語で書いても遅いということですね。遅筆なのは、研究者として致命的だな。

 

ということで、あと8月の終わりまで、二次小説を書き終えられるか、とりあえずやってみることにします。

 

 

シカゴ交響楽団「アイーダ」(2019年6月21日)

 

クラシックはほとんど聞かないのですが、この前久しぶりにクラシックのコンサートに行ってきたので、以下自分用メモ。

 

シカゴ交響楽団の「アイーダ」を聴いてきました。

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シカゴ交響楽団「アイーダ」

 

仕事でシカゴに行った時、CSOシカゴ交響楽団(以下CSO)のシーズンチケットをサブスクライブしている友人が、チケット余っているよ、と誘ってくれました。

実は、オペラを舞台としてではなくシンフォニーで聴く(純粋に音楽として聴く)のは初めてでなかなか新鮮でした。

オペラの舞台だとオーケストラは舞台の下のピットに入っていて、あくまでもわき役なんですけど、こういう風にオペラ歌手とオーケストラが同じレベルのピッチに立つと、音がどう響くのか興味がありました。歌とオーケストラのバランスが難しいなあと聞いていて思いました。特に、コーラスが色々な意味で熱かったです。いい意味で言えば、迫力があったんだけど、悪く言えば他を喰ってました。クラシックオタクの友人いわく、指揮のムーティ氏は結構コントロールに苦労していたとのこと。

 

休憩が途中で2回入るのですが、一回目の後、字幕のプロジェクターが壊れたとのことで、字幕がなくなりました。なんてこった!ストーリーがよくわからないので、歌詞の載ったパンフレットを見ながら追いかけていたのですが、途中面倒になって断念。純粋に音を楽しむことにしました。

 

私でも知っている、かの有名な凱旋行進曲はさすがに大盛り上がり! 知っている曲があると嬉しいよね。そして、長いホルンのような、謎楽器も登場して、私も大満足。

 

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ムーティ氏の後ろ姿

CSO指揮のムーティ氏の後ろ姿です。最後のご挨拶の時は写真を撮ってもいいとのことなので。

 

この夜、近くのソルジャーフィールドではローリングストーンズのコンサートがあって、帰り道なかなかUberがつかまらなくて大変でした…。

いい音楽を生で聴くとつくづく幸せだと感じます。

昔はよくライブに行っていましたが、今は超絶ド田舎に住んでいるうえに、仕事の関係でライブに行けなくてすごく悲しい。どんな音楽でもやっぱりライブは楽しいものです。

なんとかライブに復帰できるようにしたいなぁ。あと2年ほどで、今のプロジェクトに目途が立つので、そうしたら少しは時間に余裕ができて、ライブに遠征できるようになるといいんだけど。

 

Gレコ、ガンダムNT などなど。 

2週間ほど仕事で他州に出張していて、ようやく帰宅したのですが、その疲れからかダウン。ひどい風邪を引いてしまいました。

この国では医療費が高いので風邪くらいでは病院に行かないのですが、あまりにもひどくて仕方なく病院に行きました。抗生物質が効いてようやく落ち着いたのですが、体力がひどく落ちている…。

山積みの仕事を尻目に、今はもう静養期間と割り切って、アニメを見ながらひたすらゴロゴロしています。その成果が以下の通り。

見終わったもの:

  • 新劇ヱヴァ(Qまで)
  • Gのレコンギスタ
  • ガンダムナラティブ
  • 輪るピングドラム

 

以下、感想にすらなっていない、ボキャ貧コメントです。(お時間のある方のみどうぞ)

 

  • 輪るピングドラム

色々見た中で、今回一番面白かったのは、幾原監督の「輪るピングドラム」でした。「少女革命ウテナ」をこよなく愛している私が、どうしてもっと早く見なかったんだろう(涙)と深く反省することしきりです。ピングドラムの感想でエントリーを書きたいと思っているので、とりあえず今言えることは、めっちゃ面白かった~!!!!くらいです。(ボキャブラリーが貧困ですみません。脳みそも風邪にかかっているようです)

 

  • 新劇場版エヴァンゲリオン(序・破・Q)

新劇エヴァですが、うーん、なんとも言いにくいですね。ダメっていうほどダメじゃないし、それなりに見て楽しめるんだけど……。私のエヴァに対する興味が減ってしまったからなのかと思ったりもするのですが、それだけが原因じゃないよね。まず、序と破ですが、リアルタイムで旧エヴァを見ていた私としては(そしてテレビ版がなによりも好きなので)、あまり意味を感じないなぁ。アスカちゃんが式波に変わって別人扱い?なのが、個人的には気に喰わない。Qは…言われているほど悪くはないと思うけど、説明不足。いきなり14年後なんだもん。しかもヴィレとネルフの対立ってなんだよ?って感じ。大人たちのダメっぷりは相変わらずどころか、悪化していく一方だねぇ。あと、マリが出ずっぱりなのもあんまり…。心を魅かれるキャラじゃないな。

「毒を喰らわば皿まで」の精神で、最後までエヴァとはお付き合いするつもりだけど、次の映画、どうなるんだろうか。

 

  • ガンダムナラティブ

映画単体としてはちゃんとストーリーがあってうまくまとまっていたと思います。今更ニュータイプをテーマにするなんてと文句を言いたくもなりますが、まあそれを福井ガンダムに言うのは、馬の耳に念仏っていう感じなので、言わないでおきます。そもそもNTはユニコーンの続編?外伝?なので、ユニコーンで強化人間の悲劇を今更描いていたわけですし。懐古厨なのが、福井ガンダムのとりえということにしておこう。

キャラデザはやっぱり好みじゃないなぁ。いわゆる萌え絵ではないことは評価しているけど…。MSのデザインは割と好きかも。フェネックスちゃんが萌えMSなのは個人的に評価ポイントアップです。まあ、MSなんてかわいければOKなのよ!と暴論を吐いておこう。(金色のMSが好きなのは某大尉のことを笑えない…)

時折挟まれる回想シーンがイマイチわかりづらいと思いました。奇跡の子供たちが出ているシーンだと、子どもの顔で過去シーンだと判別できるのですが、子どもだちがでないときは混乱します。なんでティターンズがいきなり出てくるの?と。

あ、クワトロさんことシャアの演説はTV版のダカール演説ですよね。この演説めっちゃ好きなので、劇場版Zでカットされたのはがっかりだったのですが、NTで出てきてちょっと嬉しい。こういうところは、福井さん上手いんだよね。オールドファンの好きポイントを掴んでいるというか。あざといなぁとも思うけど…。

で、問題のニュータイプ論ですが、正直特筆すべきところはないです。面白いところは、今まで「オカルト」の一言で切り捨てられてきた部分を福井さんがピックアップしてまじめに論じようとしている点ですかね。ただ、今更感が強いのと、今ここでそれをするのなら、もっと新しい思想を見せてほしいと思うのですが、特に目新しいものがないってところが問題でしょうか…。

ところで、ミネバ様は幸せそうじゃなかったね。誰よりも幸せになって欲しい子なのに残念だ。(近所のおばちゃん目線)

 

  • Gのレコンギスタ

ずっと断片的に見てきて、ようやく完走。でも、全くついてこれなかったので、2周目を始めたところです。これで少しはわかるといいんだけど…。

まず、第一話を見てびっくり。(予備知識殆どなしで見始めました)

アメリア軍?

ってことは、∀の後の世界観なの???

 

ガンダム史上最高傑作だと個人的に思っている∀と世界観を共有しているなら、もうそれだけで期待は高まります。

ミノフスキー粒子も出てくるので、∀の正暦(ちなみに∀ではミノフスキー粒子出てこなかったなぁ)と宇宙世紀のミックスって感じですかね。技術史的に言えば。

ただ、これで∀がすべてのガンダムの終わるところだという安心感がなくなってしまったのが残念だな。あの最高傑作なエンディングで全て終わるというのがよかったのに。

勿論、クリエーターとしては、現状作品に満足せず新しい世界を作り出すというのが正しいのであり、富野監督があの御歳で(失礼!)まだ新しい作品を生み出そうしているのはすごいことなんだけど…。できれば、∀をガンダム作品の総括としてとっておいて欲しかったなぁ。

と、言うのは、Gレコのストーリーが破綻しているから。これで∀ほどに物語として完成度があれば、∀に続きがあってもいいかなって思えるんだけど、この破綻した物語では、正直あの∀の続きがこれっていうのは勘弁して~と思ってしまいます。

 

まず、キャラデザはめっちゃ好みです。そもそもあきまんさんのキャラデザがむちゃくちゃ好きなんですよ。クラシックな顔立ちなので、時間がたっても古さを感じさせないし、キャラの顔のかきわけができているところが好き。個性がちゃんと出るキャラデザって本当にいいよねぇ。(ひどいキャラデザだと、老人の顔なのに若い顔にちょっと皺を入れた程度だったり、ハンコのように同じ顔で、髪型や目の色でしか判別できないとかさ…)

 

あと、世界観、というか、世界のビジュアルもめっちゃ好きです。各種メカや建築物が有機物にも見えて、その融合が美しい。テクニカルな用語は多すぎで、もっと削った方がいいと思います。ストーリーの中で視聴者に理解させようという意図だろうけど、用語が多過ぎで全然わからない。結局、途中であきらめて、わからないまま流してみていたけど、ストレスはたまるよね。ネットでテクニカルタームを検索しないとわからないなんて、あまり褒められたもんじゃないでしょ。

 

物語はね…。最初のほうはよかったんだけど、中盤以降話が広がりすぎて、後半は収斂先も見えなくなって、よくわからないまま終わったという感じ。一話一話はそれぞれ見ていてわかるんだけど、全体的な流れが全くつかめない。脚本の問題だと思うので、劇場版ではいい脚本家の方が富野監督をサポートしてくださることを切に願っています。

 

ちなみにラライヤちゃんは記憶喪失のままで終わりまでひっぱっていた方がよかったと思う。(ラライヤちゃんには気の毒だけど)チュチュミィと遊んでいるラライヤちゃんは可愛くて面白かったけど、記憶が戻るとただのキャラになってしまって残念。

 

ということで、2周するともう少し理解できるかなと期待していますが…。劇場版がどうなるのか心配です。

 

 

 

マニピュレーターであやとり

 

ここ最近ようやく出来上がったキュベレイを眺めてニヤニヤしています。(←仕事で行き詰っている私の完全なる現実逃避)

AMX-004キュベレイは美しい曲線と清楚なカラーリングがすごく好きなんですが、他にも好きな部分があります。

それはマニピュレーターです。

 

要は、「手」なのですが。

 

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キュベレイのマニピュレーター

 

従来のモビルスーツとはちがって、細長くて華奢な指が女性の手のようで、初めてキュベレイを見たときにすごく印象に残ったんですよね。

このHGキットが素敵なのは、ちゃんと指が一本一本離れていること。(関節が曲がるともっとよかったんですが、それは高望みってものですかね。MGだと関節も曲がるのだろうか…)

勿論、マニピュレーターが手の形をしている必然性は全くないし、ましてや女性のような華奢な指である必要が全くないことはもうわかっています。

実際、この「人間の手」型のマニピュレーターの不自然さに関しては押井監督が批判していらしたと思うのですが、まあ押井監督はそもそも人型の二足歩行ロボットそのものがお気に召さないそうなので、そりゃまあそうでしょう。

で、いかにロボット工学的には不自然で、ありえなくとも、別にいいんです。

この手はロマンですから!

蝶の羽のような大きなバインダーに、優雅な曲線を誇る腕と脚、純白をベースにピンクと紫でカラーリングされたMSにふさわしいのは華奢な指に決まっているんです!

 

で、そんな優美なマニピュレーターを持つMSの搭乗者も美しい手をしています。

 

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ハマーンの手(劇場版Zガンダム)

このシーンは劇場版Zガンダム第3部で、アーガマに乗り込んだハマーン様がクワトロ(シャア)から ゼダンの門をつぶしてくれと頼まれるところ。最後に「今日は楽しかった」とシャアに言いながら去っていくところです。

この手が好きなのよ。シャアに「また会いたい」と本当は言いたいんだけど言えなくて、でも囁くような声で「今日は楽しかった」ってちょっぴり本音をもらすのが。好きな人に会えて内心ドキドキしている乙女心を表しているかのような手つきですね。はっきり言って、めちゃくちゃ可愛い。

CV榊原良子さんの囁くような声も本当に素敵。囁いているのはシャアにだけ聞こえるようにってことかしらね。乙女だねぇ。

劇場版Zの榊原さんの演技は正直それほど好きではないのですが(ドスが効きすぎているのと、所々鼻声?っぽいのが気になる)、でもこのセリフは劇場版ハマーン様のベストだと思います。

にしても、このシーン(セリフも手も)TV版になかったんですよね。わざわざこんな可愛らしいシーンを付け加えたあたり、富野監督って実はハマーンちゃん好きでしょ?ハマーン様のことぼろくそに言っているけど、本当は気に入っているんじゃないの? 案外人気があるのも、絶対満更でもないはず。まあ、富野監督ご自身がツンデレだからね…。

 

で、美しい手/マニピュレーターを見ていると実はやりたいことがあったのです。

 

じゃーん。

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キュベレイであやとり

 キュベレイであやとり ♥

 

指の関節が曲がらないのでポリシーをお見せできないのが残念ですが、ちゃんとあやとりできました! かわいい~~~

 

 

勿論、元ネタはTV版パトレイバーの第6話「ザ・タワー SOS」です。

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TV版パトレイバー第6話

イングラムで野明ちゃんがあやとりをするシーンですね。大好きなシーンです。シゲさんの名(迷?)セリフが飛び出したところです。

 

シゲさん(CV千葉繁)「中指の第二関節にポリシーがないんだよな。あやとりって、はっきり言って哲学だよ」

 このセリフは千葉さんのアドリブだと聞いたことがあるのですが、本当? そうなら凄すぎる。

 

私はテレビ版パトのゆるーい空気がすごく好きなんですが、久しぶりにこの回を見て、改めて好きだと思いました。特に後藤隊長! この第6話でも、「はいはーい」なんてゆるーく返事してますけど、ちゃんといい仕事しています。勿論、南雲隊長にちょっぴり嫌味言われたりするのも可愛いところ。

最後に隊長室で「欲しい?」「欲しいわ」「あげる」っていう会話で締めくくるんだけど、もうこのどうでもいい会話が好きすぎる。OVA第一話からの会話の流れですが、ここにきてようやくくれるんだよね! 

あんなどうでもいい置物ならあげる後藤隊長も後藤隊長だし、欲しいものを何一つ譲ってくれない後藤さんに嫌味で「欲しいわ」なんて言うしのぶさんも大好き。TV版パトレイバーって、隊長室で二人の隊長が会話して終わりっていうパターンが多かったと思うんだけど、すごく好き。若い主人公たちを見守る大人のカップルがすごく好きっていうだけなのかもしれないけど。しかも、この二人の微妙な関係が、いいねぇ。(ため息)

イングラムのプラモも欲しいな…。

 

 

VPNと日本のサイト

 

VPNを導入してみました。

 

今回契約したのは、VyprVPNというメジャーな業者です。もう一つ、Express VPNという業者もメジャーなVPNで、どちらにしようかと迷ったのですが、VyprVPNの方が若干安かったので、こちらにしました。(日本のアクセスポイントはExpress VPNの方が多そうですがね)

両業者とも、2年前、中国に仕事で滞在していた時に使っていたので、導入自体は特に問題なしです。

にしても、中国の言論規制はひどくなる一方で大変だ。人民の皆さんにとっても現地の外国人にとっても、厳しい状況だけど、どうなるんだろうね。2年前は、VPNの規制はまだゆるくて、それなりにつながっていたんだけど。(今は、VPNも規制されているらしい...。)だいたい、Gmail, Outlook (Hotmail & 勤務先のメール)、Facebook, Skypeが使えないなんて、人と連絡する手段が全くなくなるってことだからまじで死活問題だったんだよ。この二つのVPNすら使えないときは、私の母校が北京に研究拠点があって、そこでは規制がないので、インターネットを使わせてもらっていたんだけど。中国人民のみなさんがうまく抜け穴を見つけられることを願っています…。

 

ということで、本題。

VPNを使って日本の動画サイトがどれくらい見られるか、試してみました。

 

  • アマゾンプライムビデオ 不可

あまり期待していなかったけど、やっぱり不可でした。速攻で解約。

 

  • ニコニコ動画(有料動画&無料のアニメ)  不可

無料のアニメくらい見れるかなと思ったけどやっぱり不可。

有料動画も当然不可。

 

  • Abema TV   不可

アニメやドラマなど全て不可。ニュースも海外用ニュースしか見られません。

 

  • Gyao   基本的に不可

Gyaoは最初の数回は無料のアニメやビデオ(猫ちゃんなどのバラエティ)が見られたのですが、最初の数回だけで、あとは不可。これはアクセスポイントが変わるとまたみられるという話なのだろうか? 面倒くさいから試さないけど。

ところで、Yahoo Japanの動物動画はGyaoのものが多くて、見られない。で、私がイライラして、VPNを導入しようという流れになったんですが、アニメならともかく、かわいいネコちゃんや動物面白動画まで海外視聴者を規制するなんてひどくない? かわいいネコちゃん動画くらいストレスなく見させてよ。

 

  • Youtube   基本的に可

VPNが一番効いたのはYoutube。まず、主要テレビ局のニュースはほぼ問題なく見られました。あと企業のチャンネルで海外規制をかけているもの(例えばバンダイ)もだいたい見られました。にしても、バンダイがYoutubeで公開しているものってほとんどトレイラーなんですが、それを海外サーバーからのアクセスを規制するってあんまり意味ないと思うんですけど…。例えば今はガンダムのジ・オリジンの各話トレイラーが規制されているんですが、むしろ海外ファンのためにトレイラーこそ公開すべきなのにねぇ。(ちなみにサンライズだと海外サーバーでもみられるというのも不可思議)

 

あと、動画サイトではないのですが。

  • 5ch(旧2ch)   可(閲覧と書き込みの両方)

2chは長年(10年くらい?)海外サーバーからの書き込みを制限していましたが、閲覧はできていたんです。が、この数週間、とうとう海外サーバーからの閲覧すら規制しはじめまして、見ることすらできないという有様に。(皮肉なのが5chのサーバーは私が住んでいる国においてあるという!)VPNで閲覧と書き込みの両方できました。まあ、今の5chにVPN使ってまで見る価値があるかというと疑問ではあるのですが、あめぞう時代から毎日チェックしているので、なければないで寂しい。1997年に自分のパソコンを手に入れて以来、私のインターネット史に欠かせないサイトではあるので…。

 

 

海外でオタク生活は難しいねぇ。日本に帰りたいけど、この夏は帰国せず仕事に専念することにしたので、少しでも日本成分を吸収できればと思ってVPNを導入したんですが、あまり役に立たないことが判明しました。

ただ、身元隠匿?の面でVPNは役に立つので、当面継続しようと思っています。

 

 

 

AMX-004 キュベレイ (HG 1/144) ようやく完成!

ようやく年度末が終わって、ただいま燃え尽きております。毎年年度末はこんな感じでボーっと過ごしています。

そうそう、ようやくキュベレイを完成させました。

なんと、5時間半もかかりました。

最初は2時間くらいでいけるかなーなんて甘い考えで週末に組み始めたら、終わらない!!! で、仕事はまだ立て込んでいたので、仕方なく夜寝る前の一時間を使ってちまちま組み立てていると、眠いわ、疲れているわ....あーあ、ボロボロ。最後の仕上げでファンネルを切っていると、うっかり指先を切ってしまうという大惨事に!

疲れているときにナイフを使った細かい作業は危ないという偉大な教訓を得ました。(当たり前なんだけど……)

敗因は、ジョイント部分の機構が全くわかっていなかったので、上下左右のはめ込みを間違えて、何度もやり直した点ですかね。指示書の絵だけだと上下左右がよく見えない(同じグレーで印刷されている)から、わかんないんですよね。

まあ、初めてなので、とりあえずちゃんとできただけで良しとします。ジョイント部分は他のHGシリーズのMSにも共通の仕組みだと思いますので、慣れればこれから作業時間も短縮できることでしょう。

 

 

にしても、キュベレイって本当に美しいMSですね。このキットもすごくよくできていて驚きました。やるな、バンダイ、と思わず口走るほどに、いい出来です。色も造形も、可動も、文句なしです。ウン十年前に作ったガンプラの完成度とは遥かに違っていて、技術の進化をかみしめています。

 

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AMX-004キュベレイとバラ

丁度、学期末で花束を頂いた中に、ミニバラが入っていて、「これだ!」と思って、キュベレイちゃんに持たせてみました。(忙しい中急遽作ることにしたのは、このミニバラが枯れない内にキュベちゃんに差し上げたいという健気な動機なのでした、実は)

ミニバラとはいえ、ちょっと大きすぎ。スケールを無視するとこんな感じになるという…。バラの形をしたビームサーベル…というか手りゅう弾? 色合いは本体にぴったりだし、バラといえばハマーン様なので、まぁこれはこれでよし。

 

にしても、キュベレイは本当に曲線が優雅で美しいですねぇ。

お気に入りは、この腕の曲線!

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AMX_004 キュベレイ 腕

この曲線の出来が素晴らしい。いいキットですなぁ。

 

あと、バインダーの内部もちゃんと再現しているのにびっくり。

今回すごく楽しかったのが、こういう細部(他にも足の裏とか)を作れることでした。なんというか、これがプラモを作る楽しさなのね、と思ったりして。

 

キュベレイって本当に美しいMSだと改めてその魅力を再確認しました。

ハマーン・カーンというキャラは、モビルスーツにも恵まれたのね、とつくづく思います。(もちろん、その個性的な性格や造形、榊原さんというCVなど他にも恵まれた要素はたくさんありますが)

ところで、ガンダム世界(宇宙世紀)では、ガンダム(と、その派生機)のみが白をメインにした色使いをして、ジオン側は白を使わないというのが暗黙のお約束だったと思うのですが、どうしてキュベレイだけはジオンの機体なのに白をメインにしているんですかね? Zガンダム製作当時は、まだお約束がなかったからなのか、それともデザイナーが永野護さんなので治外法権だったのか…。まあどんな理由が背後にあるにせよ、キュベレイはこの愛らしい少女趣味なカラーリングが大正解。ハマーン様は少女趣味だと小説版Zでいわれてましたが、まあそうなんでしょうね。

ところで、私は小学生のころに初めて近所の図書館から借りて小説版Zを読んでがっつりはまったのですが、その時読んでいたのが永野護さんが表紙を描いていた講談社版だったのです。

 

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小説版Z 第4部(画像は拾いものです)

このキュベレイを背後にした構図が大好きでした。ちなみに、この永野護表紙バージョンは、第5巻もハマーン様が表紙なんですよね。まさしくZの後半はハマーン様ヒロインって感じ? (小説版Zについてはいつか何か書き留めておきたいです。私にとってはある意味テレビ版よりも深い影響を得た作品なので)

 

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小説版Z 第5部 (画像は拾いものです)

この、シャアのメットとマントを手に佇む孤独な姿に、子供心ながらに胸をしめつけられました。後ろ姿で顔を見せないところも、彼女の虚勢を張る姿にしかみえなくて、ね…。この絵をテレビ版のビジュアルで再現してほしいとずっと思っています。

 

にしても、全5巻のうち、4巻と5巻の二巻で表紙なんて、ハマーンちゃん、なんて高待遇! 永野護氏の趣味だったのだろうか…。

ちなみに、手持ちの角川スニーカー文庫版では表紙が変わっていて少し寂しかったです。

この表紙のためだけに、講談社版を手に入れたいのですが、こちらまで持って帰るのが大変…。かといって、実家においておくのもねぇ。ただでさえも、実家においてある本をなんとかしろと帰省するたびに圧力をかけられるのに…。

 

 

 

アニメ監督それぞれ

ヤフーのトップ記事になっていて何事かと思いました。

mantan-web.jp

 

まあ、いつもの富野監督っていう気がしますけど、宮崎監督の天才的な才能を認めつつも、負けてたまるかっていう強い気持ちが富野監督を創作に駆り立てているんですね。この心意気をGレコの新作にぶつけてくださることを期待しています。

 

富野監督、宮崎監督、押井監督というほぼ同世代のお三方が作り出された作品に私はずっと魂を惹かれています。(ただし、押井監督の実写は却下!)

ところで、世界的な人気という面で宮崎監督が抜け出ていますねえ、やっぱり。今住んでいる北米のド田舎でも、日本のことを何もしらない両親のもとで育った子どもたちですら、宮崎アニメは知られているし、私にもよく聞かれます。(でも、そのたびに、漫画版の「風の谷のナウシカ」が宮崎監督の最高傑作だと言い張る私は面倒くさいオタクだと自分でも思うけど...)

 

この三人の監督について色々比較して考えてみると、宮崎監督だけが一貫して「子どものためのアニメ」を作っていらっしゃるところが、富野監督や押井監督と違う点ですね。そして、実写を志向していないというところも。

押井監督はもともと実写の映画を作りたかったけれど、叶わずして、アニメの世界に飛び込んだと聞いています。で、大人のためのアニメ映画を作り(パト1・2、攻殻機動隊)、今は念願の実写映画を作っていらっしゃるわけで。(しつこいけど、押井監督は実写やめて、アニメに戻ってほしい)

富野監督も大学卒業後に映画製作会社に入れなくて、やむをえず虫プロに入ったそうですが。アニメが「テレビマンガ」と言われていた時代、子供向けのアニメを作ることに忸怩たる思いを持っていらっしゃったようですね。特に、巨大ロボットものは完全に子どもむけでバカにされている中、大人が見て面白いものをということでガンダムを作って、今に至る…。ただ富野監督が実写に行かなかったのは面白いと思います。

富野監督はアニメが「二流ジャンル」(実写映画に比べて)だった時代に、アニメの可能性を押し広げ、結果的に、アニメが子どものものだけではなく、大人が見て楽しめるものになったというのが先駆者としてすごいなあと思います。勿論、アニメというジャンルを子ども向けから全ての年代が見て楽しめるジャンルにした先駆者のクリエイターは色々いらっしゃいますが。

(そもそも初代のガンダムも富野監督だけが作り出したものではなく、安彦氏や大河原氏などの才能が集まった結果ですし…)

でも、宮崎監督は違っていて、アニメを志したのも児童ジャンルだからで、スタート地点がそもそも違うんですよね。で、「子どもむけの作品」だけど、大人が見ても楽しめる作品を作ったという点が何よりもポイントが高い。子ども向けで、一見間口が広いんだけど、よく見るとマニアックというのが、すごいなあと思います。

でも、このマニアックさをアメリカの無邪気な子どもたちに説明できない。いつ見ても思うんですけど、「もののけ姫」なんて、子ども向けじゃないよ。何しろ映画の締めくくりがジコ坊の「バカには勝てん」だよ?

ところで、漫画版の「風の谷のナウシカ」が好きなのは、監督の「大人向け」が丸出しだからなんですよね。「子ども向け」というカバーを取り去ると宮崎監督からこんなものが出てくるのか、とワクワクします。

 

残念ながら、北米では富野監督は知られていないですねぇ。ガンダムはアニメオタクなら名前だけは知っているけど、というレベル。富野ガンダムはアメリカのオタクでも理解するのが難しいと思います。エキセントリックな人物描写に、独特のセリフがね…。私は富野監督独特のセリフの応酬が大好きなんですけど、この面白さを翻訳で伝えるのは難しいなぁと思います。あと、ガンダムはシリーズが有りすぎて、薦めるのが難しいよね。若いアメリカ人に初代の三部作を薦めるのはビジュアル面で躊躇するし。で、ビジュアル面ではOKだけど、逆シャアは単独で見ても理解するのは難しいだろうし。ユニコーンから薦めるのは邪道だよな、とか…。

 

で、これだけ日本のアニメが全世界で人気でも、偏見というのはあるものですが。この前、うちのボスと話していたら、「日本のアニメってポルノでしょう?」なんて言われて、思わず絶句したよ。ヘンタイアニメしか知らないのかよ、と唖然。「それは偏見です」とはっきり反論したけどさ…。宮崎駿のことも知らなかった人だから、まあお察しだ。日本に偏見を持っている人がボスで、そんな人と一緒に仕事しなければいけない私はつくづく不幸だ。