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ぬるい懐古オタクがだらだらと語るだけ。

みんなのうちゅうせいき

年が明けてもガンダム再燃はひどくなる一方。「もえあがーれー もえあがーれー もえあがーれー がんだむ~」ってファーストのころから言っているからね。当然だよね、と開き直っております。

 

そうそう、やっとジ・オリジンのアニメを見終わりました。結構以前から断片的に見ていたんですが、間が空いたせいか、ずっと放置してました。どこまで見たかも覚えていない有様でしたが、冬休みの間にようやく完走しました。えーと、これ6話で完結なんですよね。あんまり完結って気がしない…。

で、正直、感想に困ってしまいます。それなりに面白かったし、ファースト本編(三部作映画も込みで)との違いも冷静に受け止めて「それはそれ、これはこれ」で楽しんだのですが…。ノスタルジックを通り越してアナクロニスティックだなというのが印象ですかね。対象ファン層を想定してこういう風に作ったのかもしれないけど、ちょっとひどすぎる。もう少し後になって、なにかまとまった(まともな)感想が書ければいいんですけど。

ファーストは勿論好きだし、ガンダムシリーズの始祖として敬意を持っているんだけど、私はZ・ZZの世代なんだなとつくづく実感しました。リアタイではほとんど記憶にないんだけど、小説版とそのあとのビデオレンタルで繰り返してみたZが私にとってのファーストガンダムだったのだと思います。もうねぇ、Zに対する思い入れが違いすぎる。

 

閑話休題。

さっき気が付いたことですが、バンダイのyoutubeチャンネルだと海外IPははじかれて見られないのですが、サンライズのyoutubeチャンネルなら海外からでも見られます。

 

 


ゾルタン様の3分でわかる宇宙世紀!

 

これで宇宙世紀の素人さんがわかるわけないだろ。内輪ネタすぎる。

でも、ゾルタン君、いい性格してるじゃない。ネオジオンの先輩たちをこきおろしまくり。気に入ったよ。俄然、ガンダムナラティブ見たくなりました。

(CVの方、いい演技してますな。お名前を覚えておかなきゃ)

そんなゾルタン君でもハマーン様は怖かったのね。だーかーらー、「お姉さん」呼ばわりかよ! 俗物アレルギー上等じゃ!  

で、あれもこれも、赤い彗星なのに黄色かった人のせいにされてましたが、まーその通りだよね。

 

 にしても、これ福井氏のネタなのね。

言っていい?

 

フクイさんよお、自分のユニコーン史を宇宙世紀史にしれっとぶちこんでるんじゃねーよー!自虐ネタでごまかすなーーーー!

 

なんでフクイ版ガンダムが本編にまじって、当然みたいな顔してんだよ。もうこれだから、後付け設定ばっかり増えていくし、しかも気が付いたら正史になっていくんだよな。正直うんざりだ。

 

はっきり言おう。

正史なんてやめよう。

 

で、以下のように表記。

 

富野宇宙世紀(TUC) 

安彦宇宙世紀(YUC) ―あ、yuckでよろしくないですな。

福井宇宙世紀(FUC) ―あ、これはFU*Kでヤバイやつになりますね。

以下、増えるたびに同上。この先、北爪宇宙世紀(KUC)が増えるものと見込まれる。

 

まあ、ガンダムオタクとしては気に入ったものを称え、気に入らないものは自分の好きなように解釈して、どんなガンダムが来てもネタとして楽しめるのが一番いいんだけどね。

 

 

 

 

 

銀河漂流バイファムのOP曲

冬休み明けそうそう、仕事がフルスロットルですでに死にかけ…。こういうときはだいたい脳みそが現実逃避モードに入るのです。

今週の現実逃避モードは、懐かしの「銀河漂流バイファム」のOP曲! エンドレスで聞いています。

 

なんでこんな懐かしいものを唐突に思い出したかというと、80年代アニメのOP曲集を仕事中BGMで聞いていたんです。

 


銀河漂流バイファムOP Full

 

このOP曲は子ども心ながらにかっこいいと思っていましたが、今聞いてもやっぱりかっこいい! なんとなくエイジアっぽいなあと、今聞いていて思い出しました。プログレ好きで、実は、エイジア好きだったんですよ。昔、ジョン・ウェットンが来日公演したとき2回も見に行ってしまったくらい。

 

とにかく私の子ども時代ってサンライズのロボットアニメとともに育ったといっても過言ではないかも。(まあ、兄とチャンネル争いをして勝てた試しがなかったというのが現実だったんだけど...。)

 

内容もよかったんですよね。子どもたちが厳しい状況にもかかわらず明るくて元気で、でもリアリスティックで。

カチュアが大きいお兄さんたちに人気だったというのは後で知ったことですが、綾波レイの元祖っぽい? 私はスコットが好きだったな。ジミーとケンツのコンビも可愛かったけど。

ガンダムZZの子どもたちに全く共感できなかった子ども時代の私ですが、バイファムの子どもたちにはすごく共感していました。

 

バイファムは、ガンダムシリーズのように再放送で見る機会もなかったから、リアタイで見て以来、全く再視聴していないのですが、もう一度見たいアニメの10本に入っています。

 

 

2019年オタク活動目標!

新年にあたり今年のオタク活動の目標を考えてみました。

年末に達成率を見るのが恐ろしいですけど…。

 

1)見るもの

ガンダム系

  • ガンダム00 (ただいま、二期の途中です。ただ、もう一周しないと感想が書けそうにもないけど…。イマイチ、話が理解できていない)
  • Gのレコンギスタ 
  • MS IGLOO 

非ガンダム系

  • 新劇エヴァ (旧エヴァは大好きだったんだけど、長くエヴァから遠ざかっているもので、そろそろキャッチアップする時かと)
  • 千年女優 他、今敏監督の作品で未視聴のもの (今敏さんの作品を全て見終えたいとずっと思っているのですが…)

以上は、マストで頑張ります。あとは、まあ、作業しながら見れそうなものを適当にピックアップしていきたいです。

他には、映像作品ではないのですが、長い間の課題(?)だった福井氏の「ユニコーンガンダム」を読みたいなと思っています。アニメ版は視聴済みなんですが、小説版は躊躇していたのです。そろそろ福井氏の∀ガンダム小説で得てしまった苦手感を克服したい…。

 

2)ブログエントリー

ガンダム系

  • カイレポ
  • 逆襲のシャア
  • ∀ガンダム
  • 小説版Zガンダム 
  • ガンダムZZ というかハマーンちゃん? (まだまだ語りたい)
  • CDA 若き彗星の肖像 (嫌いな作品ではあるのですが、なぜ嫌いなのかきちんと書いておかなければと思っています。ただ、現物が実家にあるので、夏に帰国できればいいんだけど…)

非ガンダム系

  • 未来少年コナン
  • うる星やつら2 ビューティフルドリーマー
  • Methods 押井守パトレイバー2演出ノート (押井監督がパトレイバー2の映像表現について書かれた本ですが、一度何か書いておきたい)

 

相変わらずガンダム再燃は続きそうな感じですが、正直どの程度時間がとれるのかな? たとえば逆シャアについて書くには、逆シャアを見直す必要があるしなぁ…。まあ、目標は高く! ガンダム系以外については何を書くのか未定ですが、その時々で思いついたものを…。

 

 

(以下は二次創作について。二次に興味のある方のみどうぞ)

 

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映画版「風の谷のナウシカ」(1984)再考

ナウシカ歌舞伎化という意表をつかれたニュースを見て以来、「風の谷のナウシカ」を読みたくなったんですが、現物はまだ実家に置いてある…。ということで、ナウシカ成分を補うために、久しぶりに(20年振りくらい?)アニメ映画版「風の谷のナウシカ」を視聴しました。

 

映画単体のみで見ると、悪くないと思います。ただ、漫画版と比べるとどうしても凡庸に見えてしまうんですよね。漫画版は世界観がもっと複雑で、ユニークなキャラクターが多少なりとも掘り下げられているからね。長期連載を経て宮崎監督の思索の過程が見えてくる、非常に尖った出来なので、私は宮崎監督のすべての作品の中で、漫画版「ナウシカ」が最高傑作だと思うんだけど、そんな先鋭的な漫画版という比較対象があるのはこの映画にとって不幸なことだったのかもしれない。

 

で、この映画版を漫画版に比べて批判するというのもあまり建設的ではないので、いいところを探してみることにします。(色がついて、動いて、音が出る、という以外に)

 

1) 胸躍る冒険活劇

漫画版は冒険活劇とはとても言い難いのですが(要素はあるけど、戦記ものに近いような…)、映画版は冒険活劇と言ってもいいと思います。初期の宮崎監督作品らしい胸躍る出来ですね。私は特に、コルベットの空中戦が好きです。漫画版では、クロトワのコルベット操船がめっちゃカッコいいんですが、まあ動きがあるアニメには分が悪いですね。特にアニメオリジナルの、コルベットがペジテのブリックに取り付くシーンは、「未来少年コナン」のギガント戦を思い起こさせて、すごく好きだ。

 

2)ボーイミーツガール

宮崎監督初期の冒険活劇に欠かせないのが、ボーイミーツガール! 今回、映画版を見ていて、記憶にある以上にアスベルとナウシカがボーイミーツガールしていたので、結構驚きました。映画の最後で、アスベルがナウシカを持ち上げてクルクルしているのって、コナンとラナって言われてもおかしくないくらい。しかもエンドロールで、アスベルは風の谷の風車を修理するのを手伝っていたりするし。(ペジテの再建はどうなったんだよ、おい!とツッコミを入れたいところ)

このボーイミーツガールが好きな人は、漫画版の最後は受け入れ難いですよね。アスベルはナウシカを諦めて、ケチャとくっつきそうな気配だし、ナウシカはセルムとくっつきそうな感じだからねぇ。

 

3)ハッピーエンド

クシャナは撤退して、風の谷には平和が訪れましたっていう感じのエンドロールですね。私はハッピーエンドというものに殆ど興味がないのですが、ハッピーエンドの方が一般受けするというのもわかります。漫画版はバッドエンドではないけど、結構陰鬱な終わり方だったからねぇ。ナウシカに全く笑顔がないという......。

 

4)エンターテインメント

 漫画版は全くエンターテインメントとはほど遠いのですが(でもそれがイイ!)映画版はエンタメを意識した造りになっていると思います。ナウシカが仮死?状態で甦るところがその最たるものですかね。私は好きじゃないですけど…。漫画版で、ナウシカが静かに王蟲の幼生にお別れするシーンの方がナウシカの優しさが出ていていいと思うけど、映画版のドラマ性を重視してあういう筋書きにしたのはわからないでもないけど。

あと、劇伴もメロドラマチック。(でも、私にはベタ過ぎるように聞こえる…)

一般的に宮崎監督の映像作品はすごく好きなんですけど、唯一あまり好きじゃないのが劇伴の使い方。盛り上がるシーンに盛り上がる音楽を使うというのはまあそうなんでしょうけど、もう少し意外性が欲しいなぁと贅沢なことを思ったりもします。個人の好みでしょうけど。

 

ということで、あの漫画版はとっつきにくいという人たちがいるらしいし(私はそう思いませんが)、とっつきやすいという意味ではこの映画版のほうが一般受けするのはわかるし、漫画版への足掛かりになればいいかなと思います。

私の超個人的意見では、映画版の最大の功績はクシャナ殿下のCVを榊原良子さんにされたこと! 榊原さんは当時まだお若くて駆け出しのころでいらっしゃったと思うんですけど、よくぞ抜擢してくださった!音響監督の斯波重治さんのおかげかしら? 斯波氏は押井監督のOVA「ダロス」と映画「うる星やつら オンリーユー」で榊原さんを使っていらっしゃるからね。(押井監督はこのころから榊原さんと仕事していらっしゃるのよね、よく考えれば…)

 

ところでこの「風の谷のナウシカ」が公開された1984年はアニメ映画史に残る年だよね。押井監督の「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」と河森監督の「超時空要塞マクロス 愛おぼえていますか」も公開されたなんて、いやあすごい年だ。

当時子どもだった私は、「愛おぼ」に夢中でした。(やっぱりロボットアニメが好きだった…)キャラとしては早瀬中尉派だったのですが(当時から年増好き)、ミンメイの歌が好きで、よく歌っていました。

映画版ナウシカは好きではあったんですが、ひょんなことから書店で見つけて買って読んだ漫画版の方にむしろ衝撃を受けました。なので、私にとっては子供時代のかなり早い段階から漫画版>映画版の構図が出来上がったしまったので、映画版に関しては結構醒めた目で見ていたような。(イヤな子どもだったかも)

「ビューティフルドリーマー」は大人になってから見たんです、実は。子供のころからうる星やつらが好きじゃなかったので、食わず嫌いをしていたのですが、大人になって押井監督に興味を持ってから見てみると、衝撃を受けました。今でもときどき見ています。

今にして思うと、映画版の「ナウシカ」が原作の持つ前衛性や哲学性を削ってエンタメにしたのに対して、映画「ビューティフルドリーマー」は高橋先生の原作世界のエンタメ性を否定して(逆手にとって)、前衛的な作品に仕上げたという点が対照的で面白いですね。

 

 

 

アニメ「バナナフィッシュ」22話~最終話

アニメ「バナナフィッシュ」も最終話を迎えました。スタッフの皆様本当にお疲れ様でした。

総括:

2クール+10分超過で原作19巻、最後までやりやがったよ、おい!

 

まさか最後まできっちりやるとは思っていませんでした。なめてました。すみません。 

ダイジェスト版だの詰め込みすぎだのずっと文句ばかり言っていてごめんなさい。別コミ連載中から読んでいた古いファンのたわごとと思って大目に見てやってください。

まあ、クオリティはともかく、最終回を10分延長してまで作り切ったその根性には敬意を表します。でも最終回を10分延長なんて、ノイタミナ枠では異例なのでは? 深夜枠ならではとも言えますが、結構反響あったのかな。グッズとかいろいろ出てるみたいですし。

このアニメ版がきっかけで一人でも多くの若い方が原作を読んでくださればアニメ化は成功だと思えますので、原作未読の方はぜひお手に取って、原作の会話の機微を楽しんでもらえれば嬉しいなぁ。

 

 以下、超ざくっと、各話感想!

  • 第22話

このシリーズで一番イヤな回かな…。もともと、原作でもフォックスのレイプシーンが嫌いでした。なんというかとってつけた感があったし、マックスがアッシュのポルノ写真を焼き捨てた段階で、この話題は終わらせて欲しかったんですよね。アッシュは男版小夜子(吉田先生の「吉祥天女」に出てくる魔性の少女)だと思うし、吉田先生の作品の中で一貫して性的被害を受けた少年少女が主題になっていて、それ自体は吉田先生の作品が好きな理由の一つなので、その点が問題ってわけではないんです。ただ、回数が多くなると、物語の中でその重みがなくなるような気がしてイヤなのかも……。特にアニメは駆け足だからねぇ。実際、アッシュが女なら、こんな設定は少女漫画誌ではありえないでしょう? 少女誌で男だからありえたというが興味深いところですが。キーポイントは男女間における性的被害の非対称性なので、女を男に置き換える、もしくは男を女に置き換えるという分析行為は無意味ではあるんだけど。その意味で、ジェシカとアッシュを対照させるのは拙い語り方と思うな。あ、これはアニメ版について言っているわけではないです。

アッシュの「ヒマそうだな」のセリフが好きです。でも、もうちょっと凄みを聞かせた演技をして欲しかったわ…。シンがアッシュに弱音を吐くシーンがめちゃくちゃ好きなんですが、もうちょっとこう、緩急を利かせた演技が欲しかったなぁ。あと、ジェシカの演技が妙にオバサンくさいんですが…。

 

月龍とブランカの別れのシーンですが、月龍がすばらしく美しいわ。スタッフの方で絶対月龍ファンがいるよね! 月龍が場所を教えてあげるのは彼に残っている最後の良心。月龍は本当はいい子なんだよ…。(月龍ファンの私はここを強調しておきます)

 

  • 第23話

シンが辛くて悲しい。CVの方、頑張っていらっしゃるんだけど、もうちょっと…。

あと今回見ていて思ったんですけど、ケインがアッシュの相棒としてすばらしい存在感!ちゃんとアッシュのことをわかっていて、いいなぁ。「ラオのことは気にすんな。相性の悪い奴っているもんだ」ってセリフが好きなんだよね。アッシュは繊細で精神的に不安定(もちろん、それがアッシュの魅力)だけど、ケインは精神的に安定していて、大人だし、頭もいいし、頼もしい!CV三宅さんの声もイメージにぴったりで、演技もとてもいい感じ。今回のアニメ化で私の中で一番存在感がアップしたキャラです。

 

酔っ払い月龍はかわいいねぇ。福山さんのネチネチ演技がすばらしい…。福山さんは原作ファンだそうで、気合入っていますね。月龍とブランカの会話は安定しているので、安心して聞いていられるわ…。

 

  • 最終話

オープニングロールの最後で、石塚運昇さんへの追悼メッセージが入っていましたね。それだけでもうなんというか胸が一杯になりました…。まさか最後まで録音されていたとは思っていなかったのですが。闘病中の折に、ゴルツィネの最期を演じられたなんて。でも、アッシュの仇敵ゴルツィネを石塚さんに演じてもらえてよかったと思います。ゴルツィネの最期の顔がどことなく満足そうで複雑な気分になりました。愛という名前で、彼のアッシュに対する執着や支配、性的・精神的虐待を認めるつもりはありませんが、ある意味あっぱれな最期です。

マックスにアッシュからテクストメッセージが入っていたのは(しかも父さん呼ばわり!)、いいアニメオリジナルとは思うのですが、逆に、手書きの手紙という英二君のアナクロな部分が時代を感じさせるというか、齟齬が出てしまった気がします。(しかも今時、紙の航空券はないよ…)

 

最終回は、シンの魅力が(私にとっては)満載でした。

シンとブランカのコンビはまさしく癒し系! この凸凹コンビ大好き! 可愛いよね、二人とも。

そして、月龍とシンの会話。月龍美しくて、かわいいわ。えっと、ここの部分、CV福山さん気合入りすぎていませんかねぇ。もう少しさらっとした演技でよかったと私個人は思うのですが…。シンの前では素直に泣いたり、怒ったり、素になれる月龍がかわいいんだ。シンに殴り返されて倒れる月龍に、原作では「おい大丈夫かよ」ってセリフがあったと思うんだけど、カットされてた…。最後の子どもらしいケンカシーンが大好きなので、カットされなくてよかった。ここのシーンはCVのお二方の演技がいいですね。シンのCVの方はシリアスよりもコミカルな演技の方がむいていらっしゃるのかな。

アッシュはシンのことを原作では「バカがつくほどのお人よし」と言っていたけど、この「バカがつくほどの」カットされていたなぁ。ま、尺がないから仕方がないんだけど。

そして、アッシュにむかって「強情っぱり」と言えるシンは大好き。そして、英二に対して空港で優しいウソをつくところも…。

シンはこの後、一番重荷を背負うことになるので、辛いなぁ。

 

原作通りのエンディングではあるのですが、やはり胸がいっぱいになりました…。ただ、アッシュが死んでこそ「バナナフィッシュ」は名作になったのだと思います。

 

(でも、その後の他作品でセリフだけで月龍を殺したことは納得いかないけど…。吉田先生、勘弁してくれ…)

 

 

「風の谷のナウシカ」歌舞伎化?!

ガンダムNT見たいなぁと悶々とした日々を送っています。さらに言うと、映画館のみで購入できるらしい「宇宙世紀メモリアル」なるパンフレットが欲しいのですが。福井氏のNT論が掲載されているとのことで、かなり興味があります。福井氏版の宇宙世紀シリーズは諸手を挙げて賛成しているわけでは全くないのですが、それでもやっぱり興味あります! でも日本に帰れないのよ……。海外在住オタクはツラいです。

他にも辛いといえば、パトレイバーの30周年記念展があるそうですね。いいなぁ。しかも、榊原良子さん(南雲隊長)と大林隆介さん(後藤隊長)の対談も企画されているとのこと。参加できる方、羨ましい!どなたか親切な方、詳細なレポをオンラインに出してください!

あとは新作といえば、攻殻機動隊の新作がネットフリックスで出るとのこと。これなら私でも見れる! 監督は神山さんとのことなので、SACみたいな感じになるのかな。楽しみだね。ところで、押井監督はもう関わらないのかしら。いや、別にどっちでもいいんだけど、押井監督が関わると榊原さんも出演されるかも、と期待してしまうので。

 

閑話休題。

 

news.livedoor.com

 

ええ、ナウシカが歌舞伎に???

あまりにも斜め上な展開に思わず目を疑いました。

しかも、アニメ版ではなくて、漫画版を歌舞伎化するだと??!!

 

いやいやいやいや、これはどういうことなの?

漫画版ということは土鬼も出るってことだよね。ナムリスとか、チククとか森の人とか出ちゃったりするわけ?でもって、あの凄まじくエロかっこいい、クシャナ殿下がナムリスに拉致されて、プロポーズされちゃうシーンとか舞台化されるの? (うーん、妄想するだけで、鼻血出そう…)

殿下の少女時代回想シーンは? 子守歌シーンは? 

クロトワの一世一代の見せ場(殿下を救うために逆噴射かけるとこ)もありなの? 

 

いや、たとえ昼夜通しでも、全部再現は無理だよね……。

オーマがビームを吐くシーンとかスペシャルエフェクトでぜひ再現していただきたいわ。

 

うーむ、妄想が止まらない……。

漫画版ナウシカはセリフが時代がかっているので、歌舞伎には案外あっているかも。

ぜひとも、殿下をカッコよくお願いします!

勿論、シネマ歌舞伎にするんですよね。円盤買いますとも。

 

見に行きたい。まじで。

歌舞伎は今まで4回くらいしか見たことないし、最後に見たのは2009年かな……。まだあの古き良き歌舞伎座だったときですね。

 

チケット取れないだろうけど、万一取れたら、帰国する。万一取れたら……。

 

 

「那些年,我們一起追的女孩」(You Are the Apple of My Eye, 2011)

最近見た台湾映画で面白かったのが、ギデンス・コー監督の「那些年,我們一起追的女孩」(You Are the Apple of My Eye, 2011)です。

いい映画だと評判を聞いていたので見たいなと思っていたら、台湾人の同僚がフィルムスクリーニングを開催してくれたので有難く便乗しました。

監督の自伝小説をもとにしているんですが、なんというか男子高校生のリアリティが面白いですね。のっけから下ネタ満載で、すさまじく笑えます。前半部分は、特にテンポがよくて、まったく観客を飽きさせません。

時代背景もいいんです。インターネットや携帯電話が普及する前の学生の恋愛事情は、国が違えど似たようなものだなと懐かしく思い出します。

高校生が大学生になり、社会人になり、憧れだった女の子も結婚して…と成長していく様も、さりげなく技術の進化(携帯電話やブログの登場)と合わせて描かれていて、懐かしくて胸がいっぱいになります。

若者の青春恋愛映画とみせかけて、90年代のノスタルジアに溢れているので、私のようないい年した観客のハートをぐっと掴みます。今、恋愛真っ盛りの高校生や大学生が見ても楽しめますが、中年が見てもほろりとくる映画だと思います。

 

敢えて批判するなら、前半部分の疾走感が後半部分は減速して、ややだれた印象があります。前半部分のスピード感を維持するには、110分は少し長いので、ちょっとカットしてもよかったかも。

 

下ネタに眉を顰められる向きにはお勧めできませんが、スカッとしてテンポよく笑えて、そしてちょっとほろ苦いノスタルジーを感じたい方には超オススメです。