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ぬるい懐古オタクがだらだらと語るだけ。

カーン家の謎

 私の最近のナゾはハマーン様の家族。母親は早くに亡くなったみたいだけど、どんな人だったのか。どうして三姉妹の中でハマーン様が突出して武闘派になったのか…。父上のマハラジャ・カーンは穏健派の文官だったのにね。北爪氏のC.D.A.でのマハラジャさんは結構納得いく描写でした。(あの漫画で唯一いいところだったかも…)

で、一番謎なのが、一番下の妹、セラーナ・カーン。ハマーン様の死後、穏健派の政治家として活躍したという設定があるんですけど、これの出典がいまいちわからない…。公式なの?

昔は三姉妹設定ではなかったはず。上の姉の設定だけはあったんですが。

 

Z・ZZ本放送の段階でわかっていたハマーン様のバックグラウンドは、

1)シャアと過去に深い関係があった 。(あの有名な写真ですね。たった一枚でこれほどまでにファンの間で二人の関係を憶測させるなんて…)

2)父のマハラジャ・カーンはジオン公国高官だった。

3)姉がドズルの愛妾だったけど、亡くなった。

4)フラナガン機関で育てられた。

2)と3)は小説版ですね。4)は当時のムックやアニメ雑誌などで言及されていたので、割と昔からある設定だった筈です。政府高官の娘がなんであんな実験施設のようなところで育てられたんだ?と当時は思っていたんですけど、キシリア閣下の肝いりだとあり得るかな、とも。キシリア閣下に大切にされていたらいいんだけど。アニメ本編でハマーン様がキシリア閣下に言及していないのが残念なところかな。いろいろな意味でハマーンはキシリアの後継者だと思うのですが。

 

このフラナガン機関育ちで、思春期をアステロイド・ベルトで過ごしたというのが、ハマーン様のあの過激派な性格形成の原因なんですかね。穏健派の妹はパイロットではなさそうだし。ま、一番の原因はシャアなんだけど。どう考えても、シャアが悪い。

ハマーン様って本当、純情で可愛いひとだ。コロニー落としたりするけど…。

 

 

(以下、二次創作の話題です)

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ガンダムMAD「一年戦争史」

ガンダム再燃中ですが、ここ10年近くは積極的に新しいコンテンツを追いかけることもなくぼんやりと過ごしていたため、色々追いつきません。にしても、こんなに色々ガンダムコンテンツが拡大しているのは、あの「ガンダムエース」の所業ですかね。正直、玉石混淆だと思うので、功罪の両面ありというところでしょうか。

 

さすがにガンダムはファン層が厚いので、オンラインに色々ネタが転がっているのですが、youtubeにアップロードされていた、とあるMADに感動しました。今更ですが、ガンダムオタクの執念を見た気がします…。

 

「一年戦争史」とタイトルされたこのMADは非常によくできていて、アニメ本篇だけでなくゲームなどのムービー部分をうまく組み合わせて、NHKのドキュメンタリ―仕立てにしています。対談部分「宇宙世紀の歴史は動いた」は、2009年にNHKのBSで放送された「ガンダム宇宙世紀大全」というガンダム特集から持ってきているようですね。この特集すごーく見たいんだけど、ペイパービュー方式でオンライン視聴できるようにしてくれませんかね、NHKさん。あんな阿漕なやり口で受信料を徴収するよりも、よっぽど有意義だと思いますが…。

 

閑話休題。

 

私のお気に入り回はepisode15「一年戦争の亡霊」ですね。ハマーン様がたっぷり堪能できます。(でも、劇場版から大部分を引っ張っているので、榊原さんのお声がドスが効きすぎて、ちょっと…。お年のせいなのか演技のせいなのかわかりませんが)


一年戦争史 episode 15 「一年戦争の亡霊」

 

私的に一番の萌えポイントなのは、最後のハマーン様のモノローグです。

(10:55からです)

 

「ふっ、ジオンに兵なしとはよく言ったものだ。シャア・アズナブルか……。あの男さえいてくれたならな……。あのように……あのようなことにならねば、まだ手はいくらでもあったというのに、それほどまでに私が許せなかったというのか、あの男。……これも所詮愚痴か。私にはそのような過去を引きずっている時間はない。目の前の敵は退けなければならん。」

 

何よりも榊原良子さんの演技が素晴らしい!

いつの収録かわからないのですが(収録年を知りたいので、出典を必死で探している…)まだ少しお声がお若いのかしら?(追記:コメントで情報をいただきまして、1991年収録のようです。どうりでお声がまだお若いですね。)

 

とにかく、いつものキツイ口調ではなく、寂しさと儚さがとてもよく出ていて、胸が締め付けられます。ハマーン様の孤独で脆い少女のような内面がにじみ出ているんです。榊原さんの演技はさすがです。

 

いつもの強がりの中に後悔が見えるのって珍しいセリフですねぇ。

 

このセリフでは何を悔やんでいるのだろう?

1)ミネバを自分の駒に育て、それをシャアに非難されたこと。

2)恋愛関係がこじれてしまったこと。

(C.D.A.準拠なら、ナタリーを見殺しにしたこと?C.D.A.を公式化したくないけど)

 

ハマーンはグリプス戦役でシャアに再会した段階では、まだ彼との関係に一縷の希望があったと思うけど、決定的にダメになったのは、ミネバに関することだと思う。

ハマーンにしてみれば、自分にミネバとアクシズを押し付けて出て行ったくせにシャアが後から文句を言うのは彼の自分勝手だと思うのは当然。(私もそう思うよ!)

でも、女性に母性を求めるシャアからすれば、ミネバを自分の駒に育てているハマーンは母親失格だと思えるし、そんな母性のかけらもないハマーンと(男女の関係で)決裂するのは当然なんだろうけど…。この二人の関係は色々な要素が絡みすぎて、ハマーン様には気の毒だけど、本当に難しい。

そもそも本物のミネバを手元から失った時点で彼女の戦争は詰んだと思うけど…。それは、ハマーン様もわかっていただろうし、ZZの最後で死を選んだのは大儀なき戦争に疲れたんだろうな。

 

もし、シャアと恋愛関係に陥らず、単なるビジネスパートナーとならハマーン様とシャアはうまくいったんだろうか、と最近考えていますが、うーん、どうだろう?

シャアがNT少女に手を出さないとは考えにくいけど、仮にビジネスパートナーとして割り切ってやっていくとなると、キシリアとのような感じになるのかな…。ハマーン様が中年になるまで生きていれば、キシリア閣下みたいな感じになっただろうとは容易に想像できるけど。

シャアとハマーン様って本当に殺伐したカップルだのう。(漫画版ナウシカのナムリスとクシャナ殿下夫婦みたいだ…)

 

で、このモノローグの出典を探しているのですが、どうしても見つかりません。ゲームだと思うので、ガンダムゲームやスパロボ関係のプレイ動画を見まくっているのですが、見つからない…。ゲームは自分でプレイしないし(する時間もないので)、悔しいなぁ。どんなコンテクストでこのモノローグが語られたのか、すごく知りたい。

(追記:コメントで情報をいただきました。1991年のサウンドCD「Gundam Oddysey」とのことです。)

映像の出典はわかるんですけど。

下の映像は、プレイステーション版Zガンダムのムービーらしいですね。

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ハマーン様が北爪氏の「C.D.A. 若き彗星の肖像」に準拠していない(ゲームはそれよりも前に出たのかな?)のが好印象です。ピンクの女の子らしいワンピースと仕草がかわいいなぁ。

 

後半部分の映像は新約(劇場版)Zガンダムのエピローグ部分ですね。私はこの劇場版が好きではないのですが、唯一気に入ったのはエピローグ部分です。(富野監督の劇場版はどうしてテレビ版に比べると劣化するんですかねぇ。初代三部作の出来がいいだけに、∀といいZといい、不満が残ります。)

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部下に指示を出すハマーン様の姿が好き。部下の男たちに比べて華奢で背が少し低いところ(しかも軍艦なのに私服)が、萌えポイントです。

 

 

榊原良子さんって、強い大人の女を演じたら右に出る人はいないと思うのですが、その真骨頂は、その強い女がふと見せる脆い内面を演じられるところだと思います。

アニメ本編でハマーン様の内面が充分に描かれなかったにもかかわらず、弱さを抱えた鉄の女という印象が強いのは榊原さんの演技のおかげですかね。

 

劇パト2の南雲隊長はまさしく榊原さんあってのあの内容だと思います。(押井監督は榊原さんが大好きなので、むしろ榊原キャラに合わせてあのしのぶさんをP2で造形したのではないかと個人的には疑っています)

 

惜しむらくは、漫画版のクシャナ殿下を榊原さんのお声で聞けなかったということ。あの少女時代のエピソードを榊原さんのモノローグで聞けたら、思い残すことはないんだけど。

 

 

 

 (11/23/2018 追記:上記のモノローグの出典である「Gundam Odyssey」(1991年)を聴いたので、以下にエントリーを書いています。)

 

banana-snow.hatenablog.com

 

どうしてハマーン様が人気に?

最近引っ越しをしたのですが、その引っ越し作業中にひたすらガンダムをBGM代わりにしていたおかげで、ガンダムに再燃中。

20年ぶりくらいに、劇場版「ガンダムIII めぐりあい宇宙」とZZを通しでみました。

Zガンダムの後半(第30話?でハマーン様が登場して以降)も5年ぶりくらいに見ました。(Zはちょこちょこ見直しているんですよね)

「めぐりあい宇宙」の出来の良さに感嘆です。シャアには愛憎があるけど、やっぱガンダムの男性キャラで一番好きなキャラだな。

ZZは再評価すべき作品だなとつくづく思います。ていうか、そんなに酷評されるほど悪くないよねぇ。結構いい出来だと思うんだけど。(一度ゆっくり語ってみたい!)

 

ところで、最近、NHKでガンダムの人気投票があったと知って、ようやく某サイトでこっそり見ました。

榊原良子さんが出ていらっしゃって歓喜!

榊原さんの地声はどちらかというと、南雲隊長だよねぇ。それも、後藤さんと隊長室でやりとりしている感じの。

 

以前から「俗物」というセリフが嫌いだと仰っていらしたけど、まああれはハマーン様のネタというか口癖みたいなものだから。

傲岸なハマーン様はそこが魅力かな、と。(実際、彼女に能力面で太刀打ちできる男はそうそういないしねぇ。)榊原さんの良識は素敵ですけど、それとこれとはまあ別問題ということで。

 

にしても、なんでここ最近こんなにハマーン様が人気なの???

本放送時は、ここまで人気じゃなかったはず。

当時のアニメ雑誌の人気投票でも、Zではフォウが人気だったし、ZZでは圧倒的にプルが人気だったことを覚えています。プルはあのロリなところと悲劇的な結末で人気が出るのは納得していたけど・・・。ZZが最終回を迎えた時に、「アニメディア」あたりの人気投票でハマーン様が20位くらいにかろうじて入ったと記憶していますが、でもそれっきりだったような。

 

で、ハマーン様の人気が上がった理由を考えてみました。

 

1)視聴者が大人になった

当時ZやZZを見ていた子どもたちはもう中年になったので、大人の理屈とか上に立つ人間に感情移入するようになったのかな。それと、視聴者も大人になって、ハマーン様のひねくれまがった性格やシャアに対する愛憎をかわいいと思えるようになったのでは。

 

私は子どもの頃からこの手のキャラが好きだったけど、当時はその孤高な強さと凛々しさに心を奪われていました。でも、大人になってからは彼女の可愛さに開眼しました!私がシャアなら、いっぱい甘やかして可愛がってあげるのに・・・。

 

2)中の人の人気

榊原さんあってのハマーン様だと思うので、榊原さんがアニメ業界で確固とした地位を築かれるにつれて、ハマーン様の人気も一緒に上がったのかな、と。

 

3)ゲームで強い

私はゲームを全くプレイしないのですが、ガンダムゲームやスパロボなどでかなり強いパイロットに設定されているようです。今、若い人でガンダム(特に宇宙世紀もの)はゲームで知ったという人も多いと思います。強い女性パイロットとしてコンスタントにゲームに出ていると、知名度もあがりますよね。しかも搭乗機はあの美しいキュベレイだし。

 

4)キュベレイ

ゲームの世界でハマーン様がパイロットとして人気が出るのなら、当然その愛機のキュベレイも!

キュベレイは曲線的なフォルムが美しくて、女性らしい優雅な機体だと思います。ファンネル使用のNT専用機で(NTしか使いこなせない)、NT能力の高いハマーン様ぐらいしか乗りこなせない、まさしくハマーン専用機。(プルのMKIIや量産型とは、カラーリングが違うよ!装備も違うみたいだけど)あの白とピンクを基調に紫と青を効果的に使った優美かつ可愛らしいカラーリングがハマーン様の捨てきれない少女らしさを表しているようでちょっと切ないな。

キュベレイはハマーン様の象徴でもあるわけで、その美しさと強さは同機のパイロットの魅力を相乗的に引き立てていると思えます。

永野護デザインなので、ある意味、ガンダムのMSでは非主流派ですが、それもまた特徴的でヨシ。

 

 

とまあ、ハマーン様人気が出るのはいいんですけど、公式で改悪はしてほしくないです。

はっきり言って、北爪氏の「C.D.A. 若き彗星の肖像」は最悪です・・・。

福井氏あたりにもハマーン様だけは触って欲しくないなぁ。

 

 

 

ガンダムシリーズED曲個人的趣味ベスト5

このまえ個人的趣味と偏見に基づいたガンダムOP曲ベスト5を考えてみて非常に楽しかったので、今回はED曲ベスト5です。

 

第一位

∀ガンダム(後期):「月の繭」

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名曲。以上。

 

最終回のエピローグで、この曲が流れてきた瞬間、涙が出たのを覚えているけど、今でもこの曲を聴くと胸が締め付けられるような気がします。日本語の歌詞も自然と生命の美しさを謳っていて素晴らしい。いい意味でガンダムらしくないんだけど、でも地球に対する宇宙移民者の愛憎がガンダムの根底にあるので(ハマーン様もあれだけ地球に帰りたがっていたし)地球の自然の美しさを最後に描くっていうのは、すべてのガンダムシリーズを包括するのにふさわしいのかも。

 

∀は本放送の時、放送時間が度々変更になったりキャンセルされたりと、見ている側は大変だったけど、本当に1年間ついてきて良かったと思える最終回でした。最終回のみのED曲「限りなき旅路」もいい曲だと思います。

未見の方にはぜひ∀を最初から見てあの最終回の感動を味わってほしいです。

 

「月の繭」は菅野よう子さんの作品の中でもトップクオリティの作品だと信じています。彼女の作品を全部聞いたことがあるわけではないので、一番だといえないのが悔しいですけど。

そういえば、菅野よう子さんといえば何が一番有名なのかな?

私が名前を知ったのはカウボーイビバップでだったんですけど、攻殻機動隊SACシリーズの劇伴が一番有名? うん、確かにSACの音楽はいいよね。(音楽だけじゃなくて内容も面白くて好きだけどさ。)

∀の音楽も攻殻SACに負けず劣らず素晴らしいので、未見の方はぜひ堪能してください。

(∀信者を増やすためにドンドン布教するよ!)

 

第二位

劇場版ガンダムIII めぐりあい宇宙:「めぐりあい」

 

youtu.be

 

これはED曲というよりも主題歌というべきなんでしょうけど、あのア・バオア・クーからの脱出シーンのBGMとして脳裏に刻みこまれているので、ED曲の印象が強くて、超個人的な偏見に基づいてED曲に入れてしまいました。

ホワイトベースのクルーが無事脱出して、最後にアムロがいないことに気が付くんだけど、カツ・レツ・キッカが叫びだして、アムロのコアファイターもなんとか脱出。で、アムロが「ぼくにはまだ帰れる場所があるんだ」って言うシーンですね。そして、この曲がかかりはじめます。

そのあとのスタッフロールで流れる「ビギニング」が本当はED曲になるんですけどね。

パブロフの犬じゃないけれど、この曲のイントロがかかった瞬間、反射的に泣きたい気分になります。ファーストガンダムはハッピーエンディングと言えるのか微妙ですよね。ホワイトベースのメインクルーは生き残ったし、シャアも一応復讐を果たして、生き残ったんだけど、アムロもシャアも失ったものは大きかった・・・。

 

 

第三位

劇場版ガンダムIII めぐりあい宇宙:「ビギニング」

youtu.be

 

劇場版「めぐりあい宇宙」のED曲ですね。アムロがララアに謝りつつ、ホワイトベースのランチに無事迎え入れられたところで、「めぐりあい」が流れ終わって、この「ビギニング」のイントロがかかり、スタッフロールとなるわけですね。

もうこのイントロが流れてくると胸がいっぱいになります。

この曲はアムロとララアが出会うシーンにも流れるんですけど、二人の悲劇的な出会いを予感させる・・・。

70年代のプログレを思わせるような抒情的な曲ですごく好き。(実はプログレ好きなんです。)

 

 

第四位

逆襲のシャア:「Beyond the Time」


BEYOND THE TIME (original)

 

TM Network(TMNじゃないよ!)の全盛期らしい曲ですね。私も『Self Control』と『Humansystem』あたりのアルバムから入った口です。今でも懐かしくて『Humansystem』以前のアルバムを聴くことがあります。(『Carol』以降は全く聴かなくなって、なぜかプログレにはまった少女時代でした…)

当時、シティーハンターのED曲で「Get Wild」がヒットして、それから、「ぼくらの七日間戦争」でも主題歌を歌ってましたね。個人的にはバンパイアハンターDのOVAのED曲「Your Song」が好きだったな。

結構売れっ子だったので、TM Networkが逆シャアの主題歌を歌うと知ったときはすごく嬉しかったことを覚えています。楽しみに映画館に見に行ったのですが・・・。子供だった私は、ZZでハマーン様が寂しく死んだのに、なんでシャアは彼女を否定しておきながら同じことをしたわけ?と怒りの感情でいっぱいでした。

というわけで、逆シャアは見るのが辛くて、長い間見ていないんですけど、今年は30周年記念らしいので、久しぶりに見たいなぁ。私もいい歳になったので、また違う発見があると思います。

 

 

第五位

ガンダムZZ(後期):「一千万年銀河」


機動戦士ガンダムΖΖ ED2 「一千万年銀河」 (ノンテロップ)

 

後期になってシリアス路線に転向したので、OPの「サイレントヴォイス」と合わせて、OP・EDともに寂しげな曲に変わったというところですかね。

OP曲もそうですけど、この曲も80年代懐メロですね。哀愁を帯びたメロディに宇宙で迷子になっているような歌詞がイイですなぁ。これもハマーン様の心情を謳ったED曲ということでよろしいんでしょうか?

途中一人称の「俺」が入るので、ジュドーの心境とも言えるんでしょうが、彼はカラっと元気な少年なので、ちょっと違うかも。

OP曲の「サイレントヴォイス」では冒頭「星が降りしきるペントハウスで~」とハマーン様の後ろ姿が出てきたんですけど(下の過去ポスト参照)

banana-snow.hatenablog.com

このOPに対応しているかのように、ED曲では「いく百、いく万、いく億の星よ なぜ光るだけなのか語る力を示せ」で始まっています。ペントハウスで一人星を見ているハマーン様視点ですよねー。で、サビが「 まだ見えないよ そらの道しるべは」で終わるんですけど、彼女が進むべき道を模索しているっていうところですかね・・・。

 やっぱりZZのヒロインはハマーンちゃんだな。ラスボスにしてヒロインかぁ。

ガンダムらしい、いい曲だと思います。

 

 

にしても、∀以外はすべて宇宙世紀ものばかりで、私はやっぱりオールドタイプなんですかね。

 

共通点

非常にどうでもいいことですが、pixivで全くジャンルの違う二つの作品で閲覧数とブックマーク数が偶然お揃いになったので、思わず記念にスクリーンショットを撮ってしまいました。

 

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 (上段は∀ガンダムのハリーとキエルで、下段は鋼の錬金術師の大佐と中尉ですね。)

4年も前にアップロードしたのに今でも読んでくださる方々には感謝です。

 

私は比較的古いジャンルをいくつか書き散らかしているんですけど、ジャンルごとに反応の傾向が違ってなかなか面白いです。熱心にコメントが入るジャンルはまだ熱いファンがいるってわかって嬉しいですし、黙々と閲覧(とブックマーク)が増えるジャンルは潜在的なファンがいるんだなと思えます。

後藤さんとしのぶさんのカプ(パトレイバー)とクロトワとクシャナ殿下のカプ(風の谷のナウシカ)はファン層がかぶっているのも面白いです。まあ、よく考えれば納得だけど。

まずキャラの属性がほとんど同じ。後藤さんとクロトワは非常時に有能でも日ごろは飄々としたオッサンだし、しのぶさんと殿下は中の人が同じな上、二人とも美人で気が強くて優秀な現場指揮官だし。

関係性も似ているかな。上司と部下、同僚という違いはあれど、二組とも戦友のような絆があるのに、男女としては微妙な関係。ま、そこがいいんだけどさ。

 

 

 

 

ガンダムシリーズOP曲個人的趣味ベスト5

ターンエーガンダムのOP曲を歌っていらした西城秀樹さんのご逝去をニュースで拝見して、とても寂しく感じました。

 

∀はリアタイで見た最後のガンダムです。正直、見始めた頃、あのOP曲もED曲も好きではありませんでした。

西城秀樹さんも谷村新司さんも、若い世代にアピールする人選ではないし、懐古趣味的ガンダムには正直うんざりしていたので、もっと若いアーティストを採用すべきだと思っていました。あと、OP曲のターンエー連呼も昔ながらのアニメ主題歌という感じで気に入らなかったんですよね。

 

でも、後期で新しいOPに変わったら、前期OPの良さがわかりました。後期OP曲は全く印象に残らないし、後期OPのアーティストの方には申し訳ないんですが、はっきり言って西城秀樹さんとは歌唱力が比べ物にならない。ということで、「ターンAターン」の良さがようやくわかったという。(トホホという感じではありますが)

ちなみに、後期OPの「月の繭」は傑作です。ガンダムシリーズのみならず、菅野よう子さんの作品の中でも五本の指に入ると思っています。

 

ということで、ガンダムOP曲の個人的趣味によるベスト5。

第一位

「0080 ポケットの中の戦争」のOP:「いつか空に届いて」

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このOP曲は椎名恵さんの伸びやかな声と歌い方が素晴らしいし、希望を感じさせる曲調なのに、その健やかさに反するあの悲しい結末というのが泣けてきます。オープニングアニメも童話のようで、子どもの視線からみた悲劇を感じさせて、すごくイイですね。

ポケ戦はガンダムシリーズの中でも異色の出来で、ガンダムを知らない人にもおすすめできる名作。ガンダムのOVAは色々あるけど、ポケ戦が一番好きだ。

 

第二位

ガンダムZZ(後期):「サイレントヴォイス」

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これはもう完全に私の趣味です。まさしくハマーン様のテーマソングですな。そもそも主人公を差し置いて、番組タイトルのすぐ後に、その姿が映るところからして、もう特別待遇。

しかも後ろ姿がいいのよ。孤高な印象。

「星の降りしきるペントハウスで」独りなところです。

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で、次に見どころなのは、「優しい目をした誰かに会いたい」というところで、プルからハマーン様がみょいーんと出てくるところですね。この二人は対照的な存在ですが、コインの裏表のようで本質は同じ。

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ここの目をすっと閉じるところも細かな表現ですが、彼女の脆い内面が出ていていいですね。

曲自体は典型的80年代ポップスですが、歌詞と曲調、そしてビジュアルがまさしくハマーンのためのOPで、感涙。彼女は救われるべき存在だと思うんだけど、救われなかったから・・・。ZZの最後が救いになったとは思えないし。

私は昔からすごーくハマーン様が好きで、彼女についていつかちゃんと語りたい。

 

 

第三位

Gガンダム(前期):「Fly in the Sky」

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この熱くてノリのよい曲は大好き!Gガンは見始めた当初は、ええー?これでガンダムと名乗るの?と懐疑的だったのですが、まあ熱いプロレスみたいなもんで、面白くて最後まで見てしまいました。二回は見ませんでしたが。

 

第四位

ガンダムW(前期):「Just Communication」

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オールドファンには不評だったらしいガンダムWですが、私は結構好きだった。リアタイでちゃんと見ていて、Vほどに鬱にならなかったし。まあ特にハマるキャラもいなかったんですが(敢えていうならレディアン?)。モダンに作って新世代のファンを獲得するという目標を達成できて、それだけでも十分にお見事です。OP曲もその目標を達するべく、当時流行っていた打ち込み系のダンスミュージックを使い、今までのガンダムOPとは違う感じで、気に入っていました。

あと、あのヒイロの最初のポーズ(手で目を隠してそれを途中で外す)も、ダンスパフォーマンスちっくでいいですな。(ネタにもされているけど・・・)

 

 

第五位

Zガンダム(後期):「水の星へ愛をこめて」

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何百回と聞いたこの曲は、好き嫌いをある意味超えています。Zガンダムはリアタイで見たはずなんですが、ほとんど記憶に残っていないんですよね。かろうじてZZをリアタイで見ていた記憶は残っているんですが。ただ、Zはそのあと兄がレンタルビデオ(当時全盛だった)でよく借りていて一緒に見ていた記憶があって、私にとって一番思い入れがあるガンダムかな。思い出補正ということで。ところで、シロッコは出ているのにハマーンちゃんがOPにいないのが寂しい。

森口博子のアイドルデビュー曲でネタ扱いではあるんですが、まあアイドルにしてはお上手だと思いますけど・・・。

 

 

 時間があればED曲もベスト5考えたい。こういうのって楽しいよね!

 

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

ようやく「鉄血のオルフェンズ」(一期と二期)を見終わりました。

去年から断続的に見ていたのですが、凄まじく忙しかったので何度も中断し、仕事が一段落した今月になって、数十話を一気見しました。

第二期の最後あたりは怒涛の展開だったので、勢いで見ることができ、苦行度は少し減った感があります。ガノタの端くれとして見ないという選択肢はないので、とりあえず完走できて嬉しいです。

 

以下、雑談。

 

ガンダムでヤクザものという設定が全然生きていない気がします。新しいことをしようという試み自体は買うのですけれど。行き場のない少年たちのグループが大人たちの抗争に巻き込まれていくという話でOKじゃないんですかね。大げさな盃を交わすシーンとか出来の悪いギャグに見えます・・・。ギャグといえば、カルタ・イシューはネタキャラ枠ということでよろしいのでしょうか。キャラ・スーン姉さんみたいな感じ?まあ、アホっぽくて好きなんですけど。

 

主人公が死ぬのって逆シャア以来ですかね?でも、逆シャアでは単に示唆されただけで、露骨に死を描いていなかったからなぁ。Zのカミーユもある意味死に近いものではあるのですが。

そして、ここまで死人が出たのは久しぶりかも。まあ、昔の富野ガンダムを思えば、キャラ片っ端から死んでいくのもアリといえばアリなんですが・・・。

 

最終回で、バルバトスの首が取られて掲げられたシーンはいい意味でも悪い意味でもグサリと来ました。ここ最近デビルマンにはまっていたからというわけではないのでしょうが、美樹の生首を掲げたシーンを思い起こさせて、イヤーな感じです。もちろん、三日月本人の首ではないのですが、まあその疑似的なものですよねぇ。しかもエピローグでは、その首を掲げた本人がのほほんとラブコメを繰り広げているという理不尽さ。ジュリエッタは結構好きだし、ガエリオといい感じなのはまあ個人的にはいいんですけど、あのエピローグは怒りが増すという感じです。

 

主人公は三日月よりもオルガ?

勿論、ガンダムシリーズではガンダムのパイロットが主人公でなければならないんですが、まあどう考えてもオルガが影の主人公だよね。

 

この後味の悪さはなんだろうかと考えていたのですが、やっぱり子どもたちの集団が大人たちにいいように使われて自滅していく過程を描いてしまった、という点ですかね。製作サイドが意図的にやったのかどうかはわかりませんが、結果的にそうなってしまったので。第一期は自立していく過程を描いていたのでOKでしたが、第二期がアレですなぁ。あと、キャラを雑に扱っている感があるのも後味の悪さを引き立てている感じでしょうか。

 

ところで、あの子供を作るっていうネタは唐突すぎて、はあ?という感じでした。子どもが子どもを作るという感じがして、どちらかというと嫌悪感の方が強かったです。クーデリアとアトラの絆もあまり説得力がないなぁ。ガンダムシリーズは女同士の絆を描くのが下手なので、まあ期待はしていませんでしたが、それでもねぇ。(唯一例外はターンエーですかね。あれは女性同士の絆を上手く描けていたと思います。)

 

クーデリアはエピローグでは美人でしたが、彼女のカリスマ性がまーったく見えてきません。「革命の乙女」というのが具体的に何なのか、さっぱりわからないです。行動の描写がないために、説得力がないんですよね。まあ、ガンダムシリーズでは割とありがちでもあるんですけどね。(リリーナとかラクスとか)

 

とまあ、ストーリーの雑さが目立つという感じでしょうか。

作画は頑張っていたと思います。モビルスーツが結構複雑なデザインで、なおかつ地上戦が多かったので、大変だったと思いますけど、その割に作画崩壊はあんまりなかったのはよかったと思います。

 

さて、次はどれを見ようかな。まだ、ダブルオーとGレコ、オリジンを見ていないのですが、どこから手をつけるべきなのか。