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ぬるい懐古オタクがだらだらと語るだけ。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

ようやく「鉄血のオルフェンズ」(一期と二期)を見終わりました。

去年から断続的に見ていたのですが、凄まじく忙しかったので何度も中断し、仕事が一段落した今月になって、数十話を一気見しました。

第二期の最後あたりは怒涛の展開だったので、勢いで見ることができ、苦行度は少し減った感があります。ガノタの端くれとして見ないという選択肢はないので、とりあえず完走できて嬉しいです。

 

以下、雑談。

 

ガンダムでヤクザものという設定が全然生きていない気がします。新しいことをしようという試み自体は買うのですけれど。行き場のない少年たちのグループが大人たちの抗争に巻き込まれていくという話でOKじゃないんですかね。大げさな盃を交わすシーンとか出来の悪いギャグに見えます・・・。ギャグといえば、カルタ・イシューはネタキャラ枠ということでよろしいのでしょうか。キャラ・スーン姉さんみたいな感じ?まあ、アホっぽくて好きなんですけど。

 

主人公が死ぬのって逆シャア以来ですかね?でも、逆シャアでは単に示唆されただけで、露骨に死を描いていなかったからなぁ。Zのカミーユもある意味死に近いものではあるのですが。

そして、ここまで死人が出たのは久しぶりかも。まあ、昔の富野ガンダムを思えば、キャラ片っ端から死んでいくのもアリといえばアリなんですが・・・。

 

最終回で、バルバトスの首が取られて掲げられたシーンはいい意味でも悪い意味でもグサリと来ました。ここ最近デビルマンにはまっていたからというわけではないのでしょうが、美樹の生首を掲げたシーンを思い起こさせて、イヤーな感じです。もちろん、三日月本人の首ではないのですが、まあその疑似的なものですよねぇ。しかもエピローグでは、その首を掲げた本人がのほほんとラブコメを繰り広げているという理不尽さ。ジュリエッタは結構好きだし、ガエリオといい感じなのはまあ個人的にはいいんですけど、あのエピローグは怒りが増すという感じです。

 

主人公は三日月よりもオルガ?

勿論、ガンダムシリーズではガンダムのパイロットが主人公でなければならないんですが、まあどう考えてもオルガが影の主人公だよね。

 

この後味の悪さはなんだろうかと考えていたのですが、やっぱり子どもたちの集団が大人たちにいいように使われて自滅していく過程を描いてしまった、という点ですかね。製作サイドが意図的にやったのかどうかはわかりませんが、結果的にそうなってしまったので。第一期は自立していく過程を描いていたのでOKでしたが、第二期がアレですなぁ。あと、キャラを雑に扱っている感があるのも後味の悪さを引き立てている感じでしょうか。

 

ところで、あの子供を作るっていうネタは唐突すぎて、はあ?という感じでした。子どもが子どもを作るという感じがして、どちらかというと嫌悪感の方が強かったです。クーデリアとアトラの絆もあまり説得力がないなぁ。ガンダムシリーズは女同士の絆を描くのが下手なので、まあ期待はしていませんでしたが、それでもねぇ。(唯一例外はターンエーですかね。あれは女性同士の絆を上手く描けていたと思います。)

 

クーデリアはエピローグでは美人でしたが、彼女のカリスマ性がまーったく見えてきません。「革命の乙女」というのが具体的に何なのか、さっぱりわからないです。行動の描写がないために、説得力がないんですよね。まあ、ガンダムシリーズでは割とありがちでもあるんですけどね。(リリーナとかラクスとか)

 

とまあ、ストーリーの雑さが目立つという感じでしょうか。

作画は頑張っていたと思います。モビルスーツが結構複雑なデザインで、なおかつ地上戦が多かったので、大変だったと思いますけど、その割に作画崩壊はあんまりなかったのはよかったと思います。

 

さて、次はどれを見ようかな。まだ、ダブルオーとGレコ、オリジンを見ていないのですが、どこから手をつけるべきなのか。