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ぬるい懐古オタクがだらだらと語るだけ。

アニメ「進撃の巨人」シーズン1-3 感想!

アニメ版「進撃の巨人」を二週目中~。しかも絶好のタイミングでシーズン4が始まりました。なんという巡りあわせでしょう。シーズン4が始まることなんて知らなかったので、運命の引き合わせだね。

ところでこのシーズン4はファイナルシーズンと銘打たれているんだけど、本当に終わるの? もしかして、ハガレンみたいに原作とアニメ版を同時に終結させるんだろうか。もしそうなら、原作に手を出そうかなぁ。それとも安全策で終結を見届けてから手を出すべきか……。(←ベルセルクで痛い思いをしたので警戒マックス)

 

以下、シーズン3最後までの雑感です。原作はまだ未見なのとネタバレ回避のため情報を極力カットした上での、アニメ版のみに基づく感想ですので、ご了承ください。(勿論ネタバレ全開です)

 

 

 

 

1)巨人が不気味過ぎ

あの巨人の気味悪さに目が離せなくなったというのが、この作品に惹きつけられた最初の理由かも。グロ系には割合強いんですが、なんだろうね、あの気味の悪さは。

まず、口がでかくて歯がたくさんあるところ。顔がニヤニヤ笑っていて、だらしない体つきで、ルンルンと走ってくるところなんか、もう最高に気味が悪い!(勿論褒めている)

あと、巨人が人を喰うシーンも、首を捻って頭を外してから喰うとか、足からかじるとか、丸のみするとか、なかなかリアリティのある喰い方で非常によろしい。

なんであんな不気味なデザインを思いついたんだろう。原作者先生の漫画はかなり癖のある絵柄と見受けますが、そのアクのある絵柄が巨人のデザインにうまく作用したという感じなのかな。

ふと思ったんだけど、デビルマンにせよベルセルクにせよ、不気味な人外のデザインは過去にも色々あったんだけど、結局のところ、こういう人型が一番気味が悪かったというのは、意外でした。人型巨人兵器といえば、ナウシカの巨神兵もあるけど、あれは全然不気味じゃないもんねー。ビームが武器じゃ、全然悲惨さが足りない。表情もないから、不気味さを感じることもないし。

 

2)アクションがすごい

アクション作画がすごいねぇ。作画崩壊もしていないし、現場は大丈夫だったんだろうか。死人出ていないか、まじで心配するレベルだよ。日本のテレビアニメの凄さは現場の方々の献身で支えられているというのはわかっているんだけど、そのレベルに見合った報酬と体に無理をかけないようお休みをちゃんと受け取っていて欲しいと思います…。

立体起動装置という面白い技を開発した原作者の諌山先生の想像力に敬服。でも、これって明らかに壁内人類の技術レベルを超えたオーパーツだと思うんだけど、原作でその説明はなされているんだろうか。ま、面白いからいいんだけど。この装置のおかげで、アクションシーンが宙を舞うようで素晴らしい。アニメではすごく動きがいいんだけど、作画監督さん大変だっただろうねぇ。レイアウトもいいねぇ。

 

3)音楽

悲壮感のある壮大な(大げさともいう)劇伴といえば、やっぱり…の澤野さんでした。川井さんほどにクセがあるわけではないと思っていたんだけど、やっぱり澤野節っていうのがあるのねと思いました。なんにせよ内容にあった音楽でいい感じ。劇伴がいいと盛り上がるよね。

あと、進撃の音楽といえば、Linked HorizonのOP曲だよね。いかにもアニメのテーマソングという感じで、歌詞も中二病全開なところが大好きです。耳から離れないよ~。個人的にはシーズン2の「心臓を捧げよ」が好きかな。シーズン3はYoshikiだったんだねぇ。でも、イマイチあっていないな。

ED曲は、シーズン2の「夕暮れの鳥」は好きなんだけど、歌詞がよくわからん…。日本語でいいと思うんだけど、ダメ? 神聖かまってちゃんというバンドは名前しか聞いたことがないんだけど(日本の音楽シーンに詳しくない)、勿体ないと思いました。シーズン3の「魂の鎮魂歌」もLinked Horizonで、「心臓を捧げよ」とリンクしているのが好きなんだけど、これ、絵をみていると、シーズン3はヒストリアがヒロインだよなぁ…。(ミカサも頑張れ!)

 

4)キャラ

みんなキャラが立っているねぇ!いっぱい死にそうなので、キャラ萌えしないように気を付けていたんですが…。

ちょっと叫んでもいい?

 

エルヴィン!!!死んじゃったよ!

団長大好きだったんだよ!

 

死にそうだと思っていたから、覚悟してたけど、死んじゃったよ!

うう、辛いです。好きなキャラが死ぬときはいつも辛い。皆殺しは富野ガンダムで鍛えられていたはずなんだけどさ。

堅物だけど有能な現場指揮官のオッサン(というほど年くってなさそうだけど)で、広い視野があって、部下に慕われていて、中間管理職で苦労していて、時には冷徹になれて、でも少年のような夢を内心持っていて、とまあ私の好きなタイプですわ。色気のある男だねぇ。

唯一の救いは穏やかな死を迎えられたこと。いや、内臓が出ていれば耐え難い苦痛なんだろうけど、最期は少年時代に戻った夢を見て、リヴァイに看取られ、彼にその死を委ねられたところは本当に救いです。他のキャラたちの悲惨な死に目を想えば…。

次はだれが死ぬのかなぁと戦々恐々です。幼馴染3人組とヒストリアは死ななさそうだけど。ハンジかリヴァイか…。

若い主人公たちを見守る大人組が好きというのが私の定番なのですが、エルヴィン・ハンジ・リヴァイの三人組がエレン・ミカサ・アルミンの幼馴染三人組と対応しているようで好きなんです。

リヴァイは人気出てるんじゃない? 圧倒的に強くて、口が悪くて、神経質で、背が低くて三白眼、という女性ファンの心をつかみそうな属性だな。

作者様、このエルヴィン・ハンジ・リヴァイが調査兵団で出会って絆を深めるという外伝エピソードを作ってくださらないかしら。

 

女性キャラで好きなのはハンジかな。ちょっとマッドサイエンティスト入っているけれど、ギャグもできるいいキャラだね。CVも大好きな朴璐美さんだ!

朴さんもアニメ界でご活躍されているようで何よりです。∀ガンダムのロラン役で抜擢されたときはちょっとびっくりしました。富野監督は舞台畑から人材を引っ張っていらっしゃるのがお上手なんですよね。大御所監督さんの中では、声優さんの使い方に一番慧眼をお持ちだと思っています。(宮崎監督は正直問題外だ…)

ミカサは強くて美人で、本来なら私の好きなタイプなんだけど、エレンへの執着っぷりが依存レベルなのでちょっと引いています…。異性愛なのか家族愛なのか本人もわかっていなさそうだけど。

ただエレンはもう少しミカサに優しくしてあげてもいいと思う。これじゃあ、過保護な姉と反抗期の弟みたいだ。ちなみにエレンはヒストリアとくっつくんじゃないかと思っているけど、どうなんだろう? 

まあ女性キャラに過度に思い入れると、二次創作したくなるという困った性癖があるので、今回は二次創作しなくて済みそうなので正直ほっとしています。

進撃ではどんなカプが二次創作界では人気なんだろうか? ちょっと興味があるのはエルヴィン×リヴァイかな…(急に腐る私…)

もしくはカプじゃなくて、エルヴィン・リヴァイ・ハンジの三人組が見たい。

 

5)謎解き

ミステリーのような謎解きも魅力ですが、壁の外に人類がいて、巨人は壁の外の人類が作り出しているとわかった段階で、人類VS巨人の構造が崩れたのはちょっと複雑な心境です。結局、人VS人の構造になってしまうというのがねぇ。あと、差別される人種というものを出してきたことが気になります。こういうのって現実世界の人種差別となぞらえて語られるものなので、繊細に扱わなければいけない題材なのですが、大丈夫かなぁ。日本の外でも人気の作品なので、人種差別を扱うときは細心の注意を払って欲しいと願っています。(こういうのをコーディネートする人材を雇ってもいいくらいなんだけど)

 

ということで、ファイナルシーズン楽しみだ!

週に一回のお楽しみがあると生きる希望が湧くよねぇ。嫌な仕事も頑張ろうって思えるし。

でも、配信のタイミングがイマイチわからない。(Huluで見ているんだけど)Funimationでは吹き替えの時間が必要なのでタイムラグあるみたいだけど、Huluは字幕版のみだから、タイムラグがあまりなくて配信されると思いたい。

ところで、この字幕は訳に一貫性がないのでやり直して欲しい。勿論、吹き替え版があるということは、大多数のファンは吹き替え版を見ているだろうから、字幕にお金かけられないのはわかるけど…。Funimationはディストリビューションの大手なので、ちゃんとやって欲しいなぁ。そうそう、FunimationがCrunchyrollを傘下に収めるというニュースが飛び込んできてびっくり。これで配信の勢力図がまた変わるのかな?