ようやく呪術廻戦のスイッチが入った! とはいっても、術式とか全然わかっていないので、雰囲気で見ている状態です。とりあえず「アニメ楽しみ! 原作読みたい!」モードにまで持ってこれたので、これはスイッチが入ったと言ってもいいはず。
以下、乱雑な感想!ナナミンに気持ちが偏っています。五条にちょっと厳しいかも。
原作はまだ手を出していません。
- 「懐玉・玉折」のするめのような中毒性(?)
なぜかずーっとリピートしてます。正直、自分でもその原因がわかりません。
OPとEDはめっちゃ出来がいいね。中毒になっているのは、このOPとEDの出来のよさのせいかも。ただ、微妙に詐欺っぽくない? 五条・夏油・家入の三人の青春っぽく描いているけど、硝子の出番があまりなかった…。ナナミンと灰原ももっと掘り下げてほしかったなぁ。
大好きなナナミンが若い!(最初気づかなかったよ…)でも、出番があまりなかったので悲しいです。灰原についてもっと掘り下げてもよかったのでは。これじゃあ、死ぬためだけに出したみたいだよ。もう少し夏油やナナミンとの絡みを描写していれば彼の死の影響がいかに大きかったか、説得力が出たと思う。ナナミンがリーマンになったのも、「呪術師がクソだ」と言い張るのも灰原の死が原因でしょう? 彼が虎杖君を子ども扱いして、守ろうとしているのは、このエピソードがバックにあるのね。泣ける。
ナナミンの「もうあの人ひとりでよくないですか」という呟きが重い…。
メタな意味でいえば、最強キャラの矛盾だな。五条ひとりでなんでもできちゃうわけだから、彼をなんとかしなければ他のキャラに話がまわらない。(進撃のリヴァイも結局、ケガでその力を封じられたから、他のキャラが頑張って見せ場をつくる余地ができたし)
で、夏油が闇落ちしたのって、理子(と黒井)が殺されて、灰原が任務で無残に死んで、ツクモさんに何気なく肯定される中、呪霊のみえる女の子たちが村人に迫害されて、呪霊玉もゲロのように不味いし、と複数の要因があるようだけど、一番大きいのは、親友の五条が最強になった、でも自分はそうなれない、という劣等感なんだろうねぇ。今までは、二人で最強だと思っていたし、周りもそう思っていた、でも、今は親友が最強になって、自分は彼にはなれない。五条に見下されるような自分に耐えられない、という感じ?
呪術師だけの世界を作るっているのは、後付けの理屈に聞こえるんだけど。
面白いのが、懐玉1話の冒頭で、弱い歌姫を二人でからかっていた時、五条は歌姫をいじめていると自覚しているのに、夏油はその自覚がなかったというところかな。彼はあくまでも常識人で、弱い人を守らなければいけないと道理を説くにもかかわらず、内心では五条と同じように人に序列をつけ、若さゆえの万能感を楽しんでいたという。ただ、本人にその自覚はなかった。自覚があるから五条がマシかというと全然そういうわけでもないんだけど…。五条という最強呪術師がいると、そこに序列ができるし(しかも、五条自身は煽り体質で、他人を見下すという性格の悪さ)、自らのプライドと折り合いをつけるのが難しそうだね。特に男性呪術師連中は。
ナナミンは、リーマンになり、さまざまな小さな絶望を経験して(抜け毛が増えたり、お気に入りの総菜パンがなくなったり!して)大人になるんだよね。それは現実と折り合いをつけるっていうことだよね。だから、彼も呪術師に出戻りして、五条を最強とする序列の中でも、自分の立ち位置を確保してやっていけるくらい大人になったんだな…。
夏油は、ナナミンのように小さな挫折を繰り返し経験して現実と折り合いをつけることができなかった、という点で、大人になれなかったのか。五条の傲慢さやガキのような煽り体質がなければ、夏油ももう少し簡単に折り合いをつけられたのかもしれないけど。その点において、五条が親友を失ったのは自業自得だ。
あとは、五条にいじめられても、伊地知さんのように根気よく対処できるようになるしかないのかねぇ。私、伊地知さん、めっちゃ好きなんだよ。真面目で、ちゃんと仕事もできて、学生を守ろうとしていて、すごくまともな大人だ。(だから、伊地知さんをいじめる五条にむかつく。)
歌姫もいじめられているけど、彼女はいちいち五条の煽りに反応しないほうがいいのでは。彼女の反応が可愛すぎで、五条がちょっかいかけたくなるのもわかるんだけど。ところで、懐玉の冒頭の若い歌姫が超絶可愛かった! 硝子とイチャイチャするシーンが他にもあるかと思いきや、出番がなかった…。にしても、この過去回想シーンって10年前なのか。ということは、S1の歌姫はアラサー?で、メイさんはアラフォーぐらいなの??? 年増のお姉さまキャラ好きだから、いいんだけどさ。今のところ、歌姫が女性キャラでは推しかなぁ。硝子ともっと女性同士で仲良くしているシーンがみたいです…。
- ギャグシーンは生暖かくスルー
懐玉・玉折の演出はバランスが悪いと思う。実写映画風の画面作りをするときもあって、それはそれでいいんだけど、そこにデフォルメキャラのギャグシーンが織り込まれたりするので、なんかツギハギ感がする。あと、クライマックスの戦闘シーンでクラシック風のキレイな劇判を入れるのも、割と手垢のついた演出なので、あまり好きじゃないなぁ。でも、玉折の夏油のシャワーシーン(!)でシャワーと拍手音がオーバーラップしていくのは面白いと思いました。こういうのは、音がつくアニメならではの良さだよね。
で、今S1から見直して復習しているのですが、寒いギャグシーンをなんとなくスルーできるようになった! これは勝利だな。あと、五条悟のウザさにイライラさせられることが多かったのですが、ナナミンを見習ってスルーできるようになったのも、勝因かも。五条のウザさはおそらく原作者様の意図するところだろうから、ここでその手に乗るわけにはいかないのです。
- 総集編助かる!
ネタバレをできる限り避けるため、あまり検索したり他の媒体を見ないようにしています。おかげで、時系列も術式も人間関係もよくわかっていませんでした。で、総集編の閑話を見たところ、よく整理されていて、とても助かりました。しかも、ナレーションが、私の大好きな榊原良子さま! お久しぶりのお声に感涙。榊原さんのナレがすごく不穏で、クーデターでもはじまりそうな雰囲気だと思うのは、私が押井監督に毒されているからなのだろうか…。にしても、榊原さんを単なる総集編のナレで起用だなんて、なんでそんな贅沢できるの? 予算余ってるの? ナレがあるとわかりやすいので、毎回榊原さんのナレを入れてもらえないかなぁ。もっと私のモチベと理解度があがるし、耳も幸せになるから…
- ナナミン大丈夫?
ネタバレはできる限り避けつつ、ナナミンのファンアートやら漁っていたのですが、なにやらネタバレに被弾したみたい? ナナミン大丈夫なの?? めっちゃ心配。というか、この流れは、進撃のハンジさんと全く同じなんだけど!!!
進撃のハンジさんの場合:
1)アニメを見て、ハンジさんにはまる
2)原作は後にして、当面アニメを初見で楽しむことにする
3)ネタバレを回避しつつ、ファンアートなど楽しむ
4)ネタバレに被弾したっぽい? 132話でハンジさんに何か起こったみたい。どうしよう?
5)気になるから、原作を読もう
6)原作を読んで号泣。ハンジさんのことが諦めきれず、呪霊と化す
まさか、ハンジさんと同じ流れなのでは? 戦々恐々としています。どうしよう? このまま原作読まずにアニメを見ようかな、それとも、ネタバレ被弾が避けられないなら、原作にさっさと手をつけるべきなのか?
にしても、呪術廻戦って割合みんな生き返っているから、ナナミンも楽観視しているところがある。ナナミン大好き。がんばれ!