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ぬるい懐古オタクがだらだらと語るだけ。

今期見ているアニメ(不滅のあなたへ & ヴィンランド・サガ)

進撃FS最終編1をなんとか2回目見ました。やっぱりハンジさんの最期を見るのが辛すぎるので、当面封鎖しようと思います。進撃アニメとして会心の出来だし、その勇姿を見たいとも思うんだけど、私の精神衛生上、当面距離を置いたほうがいいかな。

進撃は、マーレ編の構造そのものが決定的にNot for meになったので、せめてキャラ厨として楽しもうと方向転換してみたのですが、ハンジ推しで見てもやっぱり苦行の道だ…。

最終編2も大筋で変わることがないだろうと思っていますが、どのあたりに修正を入れてくるのか興味があります。

続きは秋だというけど、いつになるんだろ? それまでにウクライナでの戦争が終結していて欲しい……。

 

と、相変わらず進撃に振り回されているのですが、今期は「不滅のあなたへ」と「ヴィンランド・サガ」を見ています。どちらも最新回まで追いつきました。(進撃からの逃避先としてはどれも結構な鬱アニメで、地獄から地獄へって感じ)

以下かんたんな感想!

 

  • 「不滅のあなたへ」(シーズン1&2)

終わっちゃいましたね。

最初のマーチで挫折しそうになって、グーグーでもう本当に止めようと思いつつ、なんとか見ていたら、次の島でハヤセが再登場して俄然見届ける気になりました。

ハヤセの悪行は許されんし、最悪な女なんだけど、個人的には好きなんだ。フシに対しては狂気のヤンデレ女って感じで、すごく好み…。cvが斎賀みつきさんというのもぴったり。にしても、なんで彼女はあんなに強くて、一団を率いているんだろう? 彼女のバックグラウンドをもっと知りたい! 歪んだ愛ではあるのですが、子孫にまで呪いをかけるという徹底ぶりが好き。そのとばっちりを受けているカハクは可哀想なんだけど。彼は素直でいい子だね。純粋にフシを慕っているのが切ない。でもやっぱりハヤセの子孫だけあって、フシ以外は割とどうでもいいというのが見え隠れしているのが、笑える。結局、最後はフシのために死を選んだのが泣けるなぁ。カハクのcvも斎賀さんだけど、ちゃんと演じ分けていらっしゃるのが凄い!

ボンも最初登場したときは、何このアホ王子?って失笑したけど、段々評価がアップしていったんだよね。アホだけどイイ奴、から、レンリル防衛戦では有能で頼りになる王子に大進化。最後は決死の手段でフシの器になるという大活躍ぶり。cv子安さんも幅広いキャラの変容をうまく演じていらして、がっつり堪能させてもらいました。

でも、こんな風にポンポン生き返るのはなんだかなぁ。一度きりの命というありがたみがなくなるんだよねぇ。しかも、一番生きてほしかったマーチが結局大人になることなく死んだまま(?)なんだよね。(最後のシーンはいまいちわからなかったんだけど、トナリが持っていた毒薬?みたいなもので、フシとともに死を選んだということでOK?)

 

レンリルでの戦いは途中でダレた感じ。ノッカーとの闘いがワンパターンだったし。もう少しノッカーや観察者の素性を明らかにしてくれないと、飽きちゃうよ。でも、シーズン3決定なんだ! そんなに視聴率いいの?? 日本ではNHKなのか。じゃあ視聴率は関係ないのかなぁ。 

地味に鬱アニメだし、最後はグダグダになりそうな予感なんだけど。(不死がテーマだとそうなっちゃうよね。)漫画原作を読もうか迷っているんだけど、完結してからにしよう。

 

  • 「ヴィンランド・サガ」シーズン2(Ep.10まで)

シーズン1は去年見ました。原作は未見です。

このシーズン2で、トルフィンがいきなりおっさんになったばかりか、死んだ目をしていてびっくり。マーレ編のエレンみたいだ。元気な少年主人公を続編で曇らせるっていうの、今のはやりなの? トルフィンはいいことなんかなかったって言うけど、子どものころは可愛がられて育ったのにねぇ。母や姉のことは心配じゃないんだろうか。父親のことばかりで…。

でも、案外希望の光がみえるのは、農場主が英明で、奴隷にも自由民になれる道筋があるという点かな。これ史実的にはどうなんだろうか? ま、ファンタジーだから、史実的にあやしくてもOKなんだけど。

新キャラのエイナル、めっちゃいい人。トルフィンのよき相棒だね。

にしても、トルフィンがいきなり目覚めて暴力を振るわないという誓いを立ててたんだけど、大丈夫なのかなぁ。

こういう極端な暴力回避って理想主義だと冷笑されるパターンなので、心配です。

例えば、進撃の「不戦の契り」はその極端な例でパラディ島は反撃すら許されないという理由づけになっているからねぇ。おかげでアルミンやハンジの話し合い優先志向すら理想主義だと批判される始末だ…。

ただ、トルフィンの暴力を振るわないという誓いが、説得力のある形で描かれるのなら、個人的にすごく希望を感じます。残酷な現実(暴力)やかっこいいバトルが見たいという読者を説得できるのかどうか興味が湧いています。原作者の先生がどういう思考をお持ちなのか寡聞にして知らないのですが、最後に冷笑主義に走らない方だと信じて先を見届けたいかな…。

で、このトルフィンの目覚めと対極にいるのがクヌート! シーズン1の美少年が一気にオッサンになっただけじゃなくて、権謀を巡らせる冷徹な支配者になっている。これはトルフィンとコントラストをつけるためなのかねぇ。

シーズン1を見たとき、クヌートはクシャナ殿下みたいだなぁと思ったんだけど、今のクヌートってクシャナ殿下がナウシカにもユパにも出会わなくて、やさぐれたまま血まみれの道を歩んだバージョンっていう感じ。それはそれで興味がわくけど。

 

にしても、もう少し女の子成分が欲しいなぁ。かっこいい年上のお姉さまとか出てこないかな。