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ぬるいオタクのひとりごと。だらだら、まったり、マイペース。

アニメ「バナナフィッシュ」18話&19話

そういえば、ここ最近のバナナフィッシュでは、エンディングの音楽とスタッフロールを本編に重ねて足りない尺を補い始めましたねぇ…。前期ではいわゆるシティハンター方式で、本編が終わる前にエンディングソングをかけ始めていたのですが、今はエンディング映像すらなし。もういっそのこと、(演技が聞き取れないから)エンディング音楽なしでいいんじゃない? スタッフロールは必要ですけど、どうにかならないのかな。

 

以下雑感。

  • マックスとブランカ

第18話、英二を救うためにアッシュがマックスを脅してバナナフィッシュの資料を全て引き渡すように要求するシーンがこのエンディング部分に押し込まれたのがすごく残念でした。アッシュが何も言わなくても、マックスは英二が危険にさらされていることを理解して、心血を注いだ資料を引き渡し、アッシュに「行け。行って、お前の大切な友達を救え」というシーンがすごく好きなのよ。マックスはアッシュのよき理解者であり、大人としてアッシュと信頼関係を築いているんですよね。アッシュも英二やほかの仲間には言えないことや頼めないこともマックスには頼めることがある。アッシュは過去の件から大人を信用していないけど、マックスは数少ない信頼できる大人なんだよな。

ブランカが登場してから、また、バナナフィッシュを巡るミステリーがプロットの主流から外れつつある今、マックスの存在感が少し薄くなっているのは寂しいですねぇ。あと、アニメの制作側は、英二とアッシュの絆に焦点を絞って、他を切り捨てるという策を取って(尺がないから仕方ないんだけど)その結果、アッシュとマックスの絆は削られてしまったという感じですかね。ちなみに、月龍がアッシュにドースン博士とバナナフィッシュの資料を引き渡せと要求するシーンで、月龍の「君は何もかも失うんだ。探し求めた真実も、兄の復讐も、仲間の信頼も」というセリフがあったんだけど、これ原作では「マックス・ロボの信頼も」だったと思うんだけど…。(原作が手元にないので違っていたらすみません)

 

マックスとブランカは二人ともアッシュの理解者である大人の男性なんだけど、とても対照的。ブランカはあくまでも裏社会(マフィアの世界)の論理で、アッシュを手助けしようとするんだけど、マックスはあくまでも表社会の立場のままで(でもジャーナリストだし、戦場に出てたこともあるから、ダークな世界も理解はできる)、アッシュを理解し、助けようとしているのが大きな違いですかね。アッシュに本当に必要なのはマックスのような大人だと思う。連載当時は、ブランカが好きだったんだけど、責任ある大人のすることじゃないと最近は思うな…。月龍に対しても、彼なりに同情しているんだろうけど、救えないのなら、最初から関わるべきじゃなかったと思う。救ってくれる人を求めている月龍に期待だけさせておいて可哀そうと思うのは、まあ私が月龍贔屓だからなんだけど。

 

  • 月龍

 陰険で捻くれた性格を発揮してくれています。福山さん、いやーんな演技していますねえ。(もちろん、褒めています)

第19話では、月龍の数少ないギャグシ-ンが…。このアニメスタッフならやるだろうと思っていたんですが(苦笑)、やっぱり入れてきましたねぇ。これ、変なキラキラ効果音とか涙の線とか入れなくても十分ギャグシーンになるから、入れなかった方がいいと思うよ…。このアニメのギャグシーンに関するセンスがいまいち合わないな。あと、月龍を女の子扱いはちょっとねぇ。もちろん、月龍は、少女漫画でいうヒロイン(英二)のライバルポジの女の子というのはわかるんだけど、過剰な女の子扱いはちょっと…。ブランカが跪いて月龍の手にキスするなんてやりすぎだよ!(でも、「こんな手段を使ってごめんなさい」と謝る月龍の素直な様子は可愛い!)

 

あと、英二が訪ねてきた時、私室で着ていたノースリーブも可愛すぎです。あんな女の子っぽい服を着せちゃだめだよ~。

月龍と英二の口論シーンは、英二の「バカ!」がちょっとパワー不足だなぁ。シンの「あんたの負け!」があんまり説得力がない…。

 

月龍がブランカに懐くのは、彼も庇護されたいんだよね。彼は庇護されるべき子ども時代に守られることがなかったからねぇ。英二に理不尽な怒りをぶつけているのも、無力な彼がアッシュに一方的に庇護されていると(月龍には)見えているからかな。アッシュに庇護されている英二のように、ブランカに庇護されたいんだよね。

でも、月龍がわかっていないのは、無力に見える英二もアッシュを守ろうとしているんだよね。彼の傷ついた心を。

ただ、アッシュが英二という唯一無二の理解者を得たということ自体は月龍もわかっているし、その事実はますます月龍を傷つけて、自らの孤独を思い知らされることになるんだよな。可哀そうな月龍…。

 

  • 時代背景

時代背景を現代に直す必要があったのかなとつくづく思います。おかげで色々ちぐはぐな部分が。18話で、新聞を読むシーンがありましたが、今時のアメリカで紙の新聞を読んでいる人はよっぽどのお年寄りくらいかと。あのシーンカットしてよかったと思う。アッシュと「お兄ちゃん」の「セサミストリートでお勉強してね」な、やり取りを 再現するためだったんだろうけど、ここをカットすれば、最後のマックスとのシーンをエンディングロールに入れずにすんだよね。

あと、架空の国家「カフガニスタン」とか反政府組織「マリバン」(勿論、アフガニスタンとタリバンのもじり)を混ぜるのはすごく中途半端で気持ちが悪いです。当時の設定でもよかったと思うよ。どちらにしても、「バナナフィッシュ」の政治的なプロットは、あくまでも舞台装置に過ぎないと思うから。それに、連載当時ならともかく、今時、親米政権を中東に作って云々というプロットに説得力はない。

 

ということで、アニメ「バナナフィッシュ」もあと6話くらい? どうプロットを畳むのか、楽しみです。