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ぬるい懐古オタクがだらだらと語るだけ。

アニメ「バナナフィッシュ」11話

木曜日の夜に仕事を終えてバナナフィッシュを見るのがここ最近の一番の楽しみです。

で、11話見ました!(以下ネタバレです。原作のネタばれもありですので、未読の方はご注意くださいませ)

 

 

アッシュの寝起きの悪いところと、ハロウィーンかぼちゃ怖いエピソード、そして夜に悪夢にうなされて泣くアッシュに寄り添う英二との会話が今回のメインポイント。思っていたよりもがっつり再現されていましたね。省略されていたところも結構あったんですが、まあしょうがないかな、と。

でも、あの笑いあり、感動ありの、名シーンがイマイチ乗り切れなかったんですよね。がっかりしてしまいました。

どうしても駆け足のダイジェスト感がぬぐえないんです。アッシュと英二の積み重ねてきたものが駆け足で語られてきた(今まで)、そして、二人のシーンも「間」がないので、すごく駆け足。ざーっとストーリーだけを追いかけているって感じ。

ただこれって「尺がないから」だけで片付けられる問題なのかなぁと考え始めました。勿論シーンに余韻がないのは尺がないからというのが一番大きいんだけど、ギャグシーンもシリアスな泣きシーンもすべて同じように平坦な調子なんですよね。この緩急のなさがダイジェスト感に拍車をかけていると思います。これは演出の問題じゃないかね。

あと、すごく言いにくいんだけど、アッシュと英二の担当声優の方たちの演技力の問題でもあると思います。シリアスなシーンはまあまだマシなんですけど、正直ギャグシーンが全くギャグになっていない。シリアスな会話と同じような調子で演じているので、緩急がなく、平坦な印象を逃れられないよ。

ギャグシーンに関しては、マックス役の平田さんはさすがにお上手なので、アッシュとのやり取りはうまく流れていたと思います。(むしろマックスとのギャグ会話を見ていて、上記の問題に気づいたって感じですが)

これからどんどん省略される部分が増えると思うので、演出含めて中の方たちの奮闘を期待しています。

 

ところで、マックスとアッシュの親子ごっこがかなーり省略されていてすごく悲しい。アッシュにとっては英二と違った意味でマックスとは信頼関係で結ばれていて、アッシュが、英二には言えないこと、見せられないことも、マックスには言えるのがすごく好きでした。もともと、若い少年少女を見守るおっさんキャラが大好きだっていうのもありますが。気が強くて美人なジェシカとの関係も好き。(マックスの尻のひかれっぷりが微笑ましいのだ)そういえば、ジェシカのレイプシーンはアニメではぼやかされていましたね・・・。さらっと流されていますけど、こういうのは辛いなぁ。マックスはこれで負い目ができたのかなと思うとそれも辛い。

にしても、下水道でのマックスとジェシカのバカップルぷりは出てくるのかしら。確かケインに呆れられていたよね。

 

後半どれくらい削られるのかなぁ。シンと月龍のシーンが減らないことを祈願しておこう・・・。