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ぬるい懐古オタクがだらだらと語るだけ。

六条御息所=ハマーン様?

最近何がやばいかって、私の脳内の95%くらいをハマーン様が占領しているんです。おかげで仕事に支障を来たすレベル。今週末締め切りの仕事が終わらん。今月末締め切りの仕事も相当やばいです。

 

で、本居宣長先生の「手枕」を読んでいたら、「源氏物語」の女たちの中で、六条御息所はハマーン様だな、榊原良子さんのお声も似あうし、とか考えはじめる始末。

(「手枕」とは六条御息所と源氏の出会いについて宣長先生が妄想した源氏物語の二次創作。私もいつか源氏の二次小説書きたいなあと夢を見ているんです。源氏×六条御息所や夕霧×紫の上とか。前東宮×若かりし頃の六条御息所も楽しそう。でも和歌のシーンとか書けないし…。和歌の勉強からしなくちゃなんて、無理ゲーだ。)

 

昔から六条御息所がすごく好きなんですよ。大人の女で美しくて、教養と知性があって、プライドが高くて。で、光源氏にどうしても素直に甘えられなくて、苦しんで苦しんで、源氏の相手の女に憑りついて殺すくらいに闇を抱えるように…。まさしくダークヒロイン。

 

六条御息所は格の高い大臣家の娘(でないと東宮の女御にはなれない)だけど、実家には頼りになる男性がいないみたい。そういう女君は零落するものですが、彼女がすごいのは、東宮の未亡人となり、実家に頼れる人がいないのに、それでもしっかり邸宅を趣深く維持して、彼女の周囲は優雅なサロンとして若い公達を惹きつけるんですね。(しかも幼い娘も育てている。)そういう才覚は本文では詳しく描写されていないんですけど、六条御息所の聡明さと自立したところが凄く好き。

 

ハマーン様もアクシズ提督の娘として生まれたけど、その才覚のせいで、若いうちからアクシズを一人で背負って立つ羽目になったし・・・。プライドが高くて好きな人に素直になれなくて、闇を抱えて私怨のように人を殺し、愛憎の果てに、救いを得られず・・・。

 

 六条御息所もハマーン様も本当に欲しい愛は手に入らなかった。もがけばもがくほど、相手の男の心は離れていくのに、愛のための憎しみを止められなかったんだと思う。背負うものを捨てれば、手に入ったのかもしれないけど、それもできなかった。

 

で、ハマーン様=六条御息所を支点に配役を考えてみると、

 

シャア=光源氏

ララァ=藤壺中宮(身分の低さから夕顔でもいいかなと思ったんだけど、母を求める源氏=シャアにはやっぱり亡き母の面影を持つ藤壺=ララァがあっているような気がする)

レコア=朧月夜(才気のある女性なんだけど、ふらふらと二人の男の間を行き来するところから)

ナナイ=明石の君(才色兼備で、プライドが高く、光源氏にとって重要な存在となる姫君を生んで源氏の野望に貢献したところはナナイっぽい!いつも控え目に一歩引いているんだけど、野心があって、源氏とはある意味お互いに利用しあっているところもナナイみたい)

クェス=玉鬘(源氏の娘分として利用されたり、色々な男に懸想されたりするところから)

ミネバ=秋好中宮(六条御息所と前東宮の間の皇女で、御息所が亡くなる際に源氏にあとを託したので、源氏が父親代わりになり、冷泉帝に入内させた。身分の高さとか潔癖な聡明さ、斎宮として伊勢に母親の御息所と一緒に下向するところなんかミネバって感じ。そもそもミネバってハマーン様とシャアの疑似的子どもみたいだもの)

キシリアは弘徽殿女御っぽいなぁ。

ライバルで友人でもある頭中将は、ガルマかな。アムロでもいけるかなぁ。

 

問題は葵の上、紫の上、女三宮に該当するようなキャラがいないこと。もしCDAを入れるなら、ナタリーが葵の上ポジで、少女時代の無邪気なハマーン様が若紫ポジでもいけるだろうけど、CDAはカウントしたくないので、なしだな。

 

あと、セイラさんも該当する人がいないなぁ。源氏の求愛を抜きにしたら、朝顔の姫君がいいかもと思うけど。

 

全く、こんなくだらないこと考えている暇があれば仕事しろって感じですね、はい。