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ぬるい懐古オタクがだらだらと語るだけ。

漫画「呪術廻戦」1ー25巻

漫画「呪術廻戦」第1巻から25巻まで大人買いしました。途中、仕事がめちゃくちゃ忙しいのに加えて、内容の迷走っぷりに挫折したのですが、なんとか読み終えました。もうすぐ26巻が出るそうなので、追いつけてよかった。

以下、簡単な雑感。ネタバレ全開なので、アニメ派の方はご注意を。

 

 

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2024年冬アニメ

もう1月も半ばを過ぎたので今更新年のご挨拶はどうかと思いますが…。

仕事の忙しさにかまけて、今年はオタク活動の新年計画を立てられなかったなぁ。

2024年の冬アニメは今のところ以下の通り。

1.勇気爆発バーンブレイバーン

なにこのアニメ…。バカすぎて面白い。絶滅危惧種のロボットアニメを応援するつもりで何の期待もなく見てみたら、メタなネタに大爆笑。ロボットかっこいいのに、なんでこう来るの??? あとで、エントリー書きます。もう楽しみすぎる。

2.葬送のフリーレン

前シーズンから引き続き。実は全くはまっていない。見るのをやめようと思いつつ、どうして人気なのかその理由をわかりたいと思っているので、無理やり見ています。はまりたいなぁ。(でも、はまれない)

 

3.薬屋のひとりごと

これも前シーズンから引き続き。中国オタで中国後宮ドラマが大好物な私なのですが、なんだかなーという感じ。ただこれも、巷では人気らしいので、惰性で見ています。人気の秘密をわかりたいなぁ。

 

4.Solo Leveling

クランチーロールが大プッシュしているようなので、見てみました。登場人物が全員Korean?でも、声優は日本人だし(日本語話している)、製作も日本みたいだし、色々ナゾだ。内容は、ヤレヤレ系主人公が俺つえーする感じ?イカゲームと進撃のスパイスもミックスしてますって感じで、あまり新鮮味がなく、面白くない。多分もう見ないと思う。

 

5.メタリックルージュ

絶滅危惧種のメカアニメを応援すべしということで見たんだけど、ロボットというよりサイボーグもの。2024年にブレードランナーの亜種? 全般的に古臭いなぁ。ブレイバーンみたいに、ギャグに振り切るとか、メタに走るとかなら、まだわかるんだけど、まじめにやってこれかぁ。うーん。出渕さんがメカデザインときいてちょっと期待したのに。視聴継続しないと思う。

 

6.繁花

懐かしのウォン・カーワイ(王家衛)監督! アニメじゃないんですが、上海を舞台にしたドラマで去年中国で大ヒットしたらしいので、見始めました。80年代にバックするという話なんですが、そうなの? ぼちぼち見ていきます。

 

7.漫画「呪術廻戦」

アニメ終わっちゃって寂しいなぁ。ということで、25巻まで大人買いしました! 忙しくて時間がないのですが、一日2巻ずつ読んでいます。既刊単行本全部読んだら、感想エントリー書きたいな。本誌に追いつくかは未定。そもそもアメリカでジャンプアプリは日本語のを入れられるんだろうか…。ところで、全巻一括でKindle購入したんだけど、ゼロは含まれていないということにさっき気づきました。

 

 

今年は、そうとうガンダムシードの映画が公開なのか! 何年かかったんだ…。アメリカでもオンライン配信されるだろうけど、いつになるんだろう。一応楽しみにしておこう。

アニメ「呪術廻戦」Ep 47 渋谷事変 閉門

アニメ「呪術廻戦」S2 最終回にあたる「渋谷事変 閉門」を見ました。 最終回というよりS3のプレリュードだな。暗い劇伴が印象的。バッドエンドの予感がプンプンしています。

以下、簡単な雑感。

 

九十九と偽夏油のバトルはS3までお預けかな? 九十九とその仲間は高専と別勢力ということでいいのだろうか? 任務も受けない特級術師ということだけど、どうやって生活費を稼いでいるのか。志は違っても、高専と共闘は出来そうだけど。

 

総監部の通達はなんだかなぁ。 ヤガ先生はとばっちりでかわいそう。でも、このまま大人しく処刑されるなんてことはないよね? ヤガ先生は脳筋とか言われつつも、情のある人だし、学生たち(五条も含めて)のよき理解者だと思っていたんだけど…。

にしても、やっぱりこの総監部というものがよくわからん。エヴァのゼーレみたいに見えるのは作者様がわざとやっているんだよね。結局、五条のいう「上の連中」に関して全く描写がないから、高専側の戦う意図も指揮系統もよくわからないんだよね。今回の渋谷事変は誰が作戦を立てていたんだろう? 東京高専ならヤガ先生なのか? でもそれなら、禪院のジジイが指揮下に入るのもなんか変だなぁ。総監部が作戦指揮を立てているのなら、お粗末すぎるし、、五条奪還作戦にはならんよなぁ。内通者がいるらしいけど、それは偽夏油の協力者ってことだよね。夏油自身も処刑対象者だけど、偽夏油としては、そんな通達屁でもないぜ、ということなのだろうか。なんかしっくりこない。総監部の具体的な描写が欲しい。

 

そしてようやく乙骨登場。新旧主人公の対決は胸熱だ! 新作で旧作の主人公が出てくるのが好きなんよ。乙骨は特級の中では唯一のマトモな人間だから、虎杖君をなんとかしてくれそうじゃない? このまま処刑されるのは虎杖君が可哀想すぎる。

にしても、リカちゃんは解呪されたんじゃなかったっけ? 

 

一般社会の様子も描かれていたけど、これはシンゴジラのオマージュということでOKなのかな。日本国外に関しても言及があったけど、これから海外諸国の介入とかも描かれるのかな? 薄っぺらい描写にならなければいいけど。

 

S3の不穏な先行きが気になる。ナナミンの死が無駄死になる予感がヒシヒシとしています。憂鬱だ……。S3まで待てないので、原作を読むことにしよう。

 

 

本年の締めくくりがこの適当なエントリーというのもなんですが、ブログを読んでくださる読者の皆様、ありがとうございます。

どうぞよいお年をお迎えください。(アメリカはまだ31日です!)

 

 

アニメ「呪術廻戦」 Ep. 46 [S2 Ep. 22]

アニメ「呪術廻戦」 Ep. 46 「変身2」を見ました。渋谷事変参戦組に京都組が合流して、敵キャラも合流。楽しかった!敵味方とキャラがごちゃごちゃ混線しているけど、事態はまだ進展中。あと1話でS2終わるのに?!

 

以下、雑な感想。

 

  • 脹相がすっかりネタキャラに

何を言っても、お兄ちゃんと言い張るのがすっかり持ちネタに。全然説明になってない。

裏梅にも「俺はお兄ちゃんだぞ」って、威嚇してたけど、そんなこと言われても裏梅も困るでしょ。虎杖君も、味方かと問えば、「お兄ちゃんだ」とかさぁ。あざとかわいいね。

でもって、脹相、虎杖、偽夏油、加茂家の汚点はどう関係しているの?

虎杖君と本当に血縁関係ありなの? 東堂みたいな妄想じゃなくって?

偽夏油(の中身)が、加茂家の汚点の体をのっとったということは、脹相の父は偽夏油の中身?で、虎杖も偽夏油の中身と血縁関係があるのかな? 異母兄弟ってところなんだろうか。うーん……。
個人的には、虎杖君は一般家庭出身であってほしかったなぁ。出自による呪術師の階級化を突き破って欲しかったというか。

 

  • 冥さん逃亡

瞑さんと偽夏油の戦闘シーンが完全省略されていた。がっかり。懐玉で、黒井の拉致からいきなり沖縄に飛んだみたいに。この大胆カットがこの作品の特徴なんだろうね。脇役の戦闘シーンまでやってられないというのはわかるんだけど。でも、回想でワンシーンくらいねじ込んでくれてもよかったのに。

それにしても、冥さんマレーシアに逃亡かぁ。ちょっとがっかり。守銭奴だけどなんだかんだいって若い子を助けてくれると思っていたのになぁ。憂憂とのシーンは大丈夫かな? 私は作者様の釣りネタだと思っているんだけど、近親相○とショタのコンボなネタはきわどいねぇ。

 

  • 日下部が微妙に活躍

教師でありながら、死地にいる若い学生を積極的に助けに行かず、無責任な男だなあと思っていたんだけど、女の子は積極的に助けるタイプなのかな? 五条を助けるために死にたくないというのはよくわかるし、「帰りてぇ」というのもよくわかるよ。野郎は助けないけど、女の子は助けます!というのは、それはそれでありか。三輪ちゃんを助けに入ったのは、ナイス。三輪ちゃんとは同門なのかな? 同じように、武器は日本刀で、簡易領域使いだし。

にしても、虎杖の処刑に賛成に転じたのかぁ。まあこの惨状を見るとそうなるんだろうなぁ。彼は京都の面子とのほうがウマが合いそうだ。三輪ちゃんと同門らしい件といい、元々は京都で教師していたとか? (京都の先生は歌姫以外に誰がいるんだろうか…)

三輪ちゃんは相変わらずのヒロインムーブだなぁ。日下部に危機一髪を救われるところといい、過去回想のモノローグ入るところといい、ヒロインらしいね。

京都の女の子たち死なないでほしい。あの子たち弱くて一番死にそうだからなぁ。歌姫の戦闘シーンもそろそろ見られるのだろうか。彼女が戦闘するシーンって今までなかったよね。劇場版なんて出演すらしてなかったし…。後方支援っぽいけど。準備に時間がかかるのかぁ。

 

  • 九十九さん再登場

夏油に火を注いだ(まさしく火に油!)因縁があるので、戦闘シーンが楽しみだ。にしても、なんでトビゲラが飛んでいるんだ???

 

ここにきて、クオリティが尻上がりに上がっているね。偽夏油と脹相のバトルはかっこよかったし、裏梅の術式シーンもよかった。アニメスタッフの皆様も先が見えてきたから、最後の力を尽くし中というところでしょうか。進撃の林監督のお名前を原画で発見したとき、思わず声が出ちゃった。進撃が終わったから、そちらの戦力も投入して、最後の一押し、お疲れ様です。

あと一回、楽しみ~

アニメ「呪術廻戦」 Ep. 44 & 45 [S2 Ep. 20 & 21]

アニメ「呪術廻戦」第44話(「理非3」)と第45話(「変身」)の雑感。

東堂の活躍が印象的な両回。S1ではちっとも響かなかったキャラなのですが、私も焼きが回ったのか、イイキャラしてるねぇ、と見直しました。色物だけどね!

 

  • 真人の声優さん大熱演!

真人のCVの方、島崎信長さんとおっしゃるのね。熱演がすごい! 真人ってウザい敵役だけど、ここまで憎たらしいのもCV島崎さんの演技があってこそだと思います。

みっともない最期のシーンも小物の下種キャラっぽくていいんだけど、なんで冬山?

で、ようやくこれで退場かな?と思いきや、偽夏油が登場。うーん、最後は主人公の手できっちり仕留めて欲しかったな。

ところで、偽夏油と冥さんの戦闘はどうなったんだろうか。冥さんが知らない間に死んでいたら寂しい。

 

  • 東堂が大活躍

 なぜか「平家物語」冒頭の語りとともに登場した東堂。獄門疆が持ち去られたことを確認するや否や、戦いの目標を修正する分析力と判断力は頼もしい限り。よく考えればS1から虎杖君の事実上のメンターとして動いていたからなぁ。五条よりも先生っぽい?

戦闘シーンもカッコイイ。東堂をカッコいいと思うのはかなり悔しいけど。彼が登場して安心感がすごい。ホッとしたのは、虎杖君だけじゃなくて、視聴者もね。私は、前回での釘崎の退場にかなりがっかりしたんだよ。まだ若い女の子の死(しかも結構な無駄死に)は好きじゃない。しかも、七海の時とは違って、回想シーンがなぜかフミちゃんとかいうモブキャラからの視点だし。虎杖君を曇らせるためだけの死というのが、なんだかなぁ。

と、かなり43話で鬱モードに入ったので、東堂の前向きさに元気をもらったという感じです。ま、うざいキャラなのは変わりないけど。

45話で高田ちゃんとの共闘シーンは思わず笑っちゃいました。ちゃんと「東堂のイメージです」とキャプションが入っているのもナイス。これが術式であってたまるかよ。高田ちゃんの歌はオリジナルなのかな? アニメスタッフも気合入っているね!

それにしても、東堂のロケットになんで虎杖と高田ちゃんの写真が???? 高田ちゃんは彼の愛するアイドルだから、まだわかるんだけど、虎杖の写真とは? 兄弟姉妹に重い感情を乗せるのが呪術廻戦の特徴なんだろうけど、これは趣味が悪い。

これで東堂も退場なのかなぁ。命は大丈夫そうだけど、早く硝子の治療を受けないと、助からないんじゃない? 助かっても、義手をつけることになりそうだけど。せっかくいいキャラに育ったので、助かって欲しいな。

 

  • 新キャラ登場!

新田君という新キャラ登場。王子様風の外見と制服なのに、関西弁というギャップが。しかも結構気弱そうな感じ。京都の子たちは誰も関西弁を話していないので、この作品では、そういうものかと思っていたんだけど。(関西弁から標準語に「翻訳」しているものだと。もしくは、ただ単に全員関東出身だけど、京都に進学しただけ、とか)一人くらい関西弁の子がいるのもいいね。

これで釘崎が助かるといいなぁ。生きてさえいてくれれば。アスカみたいに眼帯つけて再登場してくれるといいんだけど。(ハンジさんも眼帯だし、姫野先輩も眼帯だよ!)

にしても、1年生でこんな悪夢のような前線に送り込まれるのは可哀想。灰原みたいにならないといいけど。治療系の術式みたいだから、硝子と一緒に後方支援に回った方がいいんじゃないかね。

 

  • 京都の子たち上京

東堂と新田君だけを送り込んできたのがメカ丸の采配だったのか。しかも、それ以外は巻き込まれないようにわざわざ遠くの任務に割り振るという念の入れよう。女子三人(三輪、西宮、舞依)だけじゃなくて、加茂と歌姫も「弱い」組に入れられているのが笑える。加茂は嫡男だし、歌姫は教員なのにね。

それにしても、三輪ちゃんが完全にヒロインだ…。メカ丸の最後の声が肉声だっていうのも泣ける。登場人物の中で、メカ丸のことが一番不憫だと思っているんだ……。

これで京都勢も参戦なのか。みんな生き延びて欲しいな。これからデスゲームに入るんだろうけど。

 

 

これでシーズン2もあと2回くらいなのかな。戦闘シーンが多くて、本当に大変だと思います。アニメスタッフの皆様が十分な報酬と休養を得られていますように。あと2回、楽しみ!

 

アニメ「進撃の巨人」ファイナルシーズン完結編後編を見た

アニメ「進撃の巨人」ファイナルシーズン完結編後編について。

うちのタイムゾーンでは11月4日夜7時配信なので、待機していました。でも、予想通りクランチーロールが落ちまして、30分くらい経ってからようやく見ることができました。

オタクとしては、きれいに(懸念材料だった点を修正して)終わらせてくれて、よかったし、ホッとした、という一言かな。でも、責任ある大人としては、うーん、丸め込まれたようで、なんだかなーという感じ。ハンジ推しとしては、ただただ寂しいの一言。

という風に感想が分裂してしまっています。

 

1.オタクとしての私

漫画版(本誌と単行本)で一番懸念材料だったのはアルミンのセリフで、「ありがとう、僕達のために殺戮者になってくれて、この過ちは絶対無駄にしないと誓う」という点。ここが修正されていたので、ホッとしました。このセリフはあまりにも問題がありすぎるし、皮肉だとしても、皮肉にとれないし、まじで洒落にならないセリフだと思ったので、アニメでは修正されていてよかったです。現状、ウクライナとガザで戦争が続行中に、こんなセリフが放送されれば炎上必至だと思うので。

 

banana-snow.hatenablog.com

本誌での最終話を読んだ直後の感想。かなり動揺して困惑していました。

そのあとは、かなり怒っていました。単行本を読んだときも、このセリフが修正されていなかったので、かなり荒れていたなぁ、私。

 

banana-snow.hatenablog.com

 

先生も連載終了後に批判されて(でも単行本では修正がなかった…)色々思うところがあったと思うんだけど、冷静に振り返るための時間が必要だったのかもしれない。諌山先生がご自身で修正の指示を出されたようだけど、先生ご自身にとっても、アニメスタッフにとっても、これでよかったと本当に思います。

進撃のあとに、色々なバトルアニメ(漫画)が流行ってきたけれど、進撃ほどに独特の世界観を構築できているものは寡聞にして知らず、です。オリジナリティのある稀有な作品だと思うので、批判されて炎上して、闇に葬られるにはあまりにも勿体ない作品だと思います。アニメの出来もいいですし、アニメのスタッフの方々のご苦労を無にしてはいけないので。

 

エレンとアルミンの濃厚な友情(…BL?)という形になっていたけど、まあこれでいいんじゃないですかね。

にしても、エレンが「バカだから」地ならしをやってしまったというのが、なんとも。まぁ、身も蓋もない結論だけど。先生のエレンに対する自己投影の末の総括なのかしら? だとしたら、苦笑してしまいます。

 

リヴァイの立体機動がかっこよかったなと思っていたら、今井さんが戻っていらしたのね。さすがだなぁ。

にしても、アニメ制作って人海戦術でどうにかするには限度があって、結局こういう有能な人材が確保できるかどうかが質に直結しているんだよねぇ。でも有能な方は一握りで、スケジュールは抑えられているケースが多いし、有能な方はコネとかご自身の興味とかで作品参加を決められるからねぇ。(呪術廻戦の厳しい制作状況を聞くに、大変そうだなぁと心が痛いです)

 

2.大人としての私

上記の通り修正された結果、アニメとしては炎上を避けてうまく生き延びることができたと思います。でも、結果的に虐殺の是非を問い、仲間を守るために人類虐殺を行うことを否定しなかったという問題は残っていると思います。

責任ある大人として(もしくは若い学生たちを指導する教員の立場から)考えると、虐殺に関して、もっとはっきりと否定的なスタンスを出すべきだと思うし、マーレ編の構造自体が問題だらけだと思うので、そのあたりの問題点がぼやかされて、なんとなくイイ話風に終わってしまったのが歯がゆいです。

地ならし肯定派のイェーガー派の視聴者たちは、エレンが犠牲になったおかげでパラディ島は助かったのだから、とエレンの地ならしは必要悪だと虐殺を肯定しているからねぇ。こういう風に読者を誘導させていったマーレ編の構造そのものをずっと問題視してきたけど、その構造にはまったまま抜け出せない地ならし肯定派を未だに見かけるし。まあ、本誌連載時ほどではないけど。あの頃は本当にひどかった。ハンジさんの虐殺否定が散々バカにされていたからな…。あれは今でも許せない。

そうそう、エレンのセリフでハンジさんに言及があったのも微妙だ…。これは、エレンを擁護するためなのか、ハンジ推しを宥める(?)ためなのか、どっちなんだろう。エレンがハンジを見殺しにしたのは結果的にそうなっているんだから、擁護になってないと思うけど。ハンジ推しの怒りがエレンに向かないようにするため? まあ、ハンジ推しは、私も含めて、地ならし反対派が多いから、地ならし肯定派(イェーガー派)と犬猿の仲だしなぁ。

それにしても、なぜ人類の「8割」という数字なのか、という点に関して答えがありました。これでパラディ島と壁外人類の文明レベルが同じになるから(すぐに報復されてパラディ島が絶滅することはない)という。うーん、パラディ島のために人類8割虐殺か…。

生き残った104期のメンツが、地ならしの被害に対して何か言及していて欲しかった。もしくはリヴァイたちみたいに被害者のために働いているシーンとか、あればよかったんだけど。能天気な描写しかないから、無責任に見えるんだよ。(で、過激なエレン推しから怒りを向けられる結果に)

 

そういえば、エレンのせりふで「森はほとんど消滅して、死肉で肥えた虫が大地を埋め尽くす」というセリフがあったけど、これはなんでカットされたんだろう? ナウシカからインスパイアされたんだろうなと思って読んでいたんだけど。巨人の足跡が残る血の池から人の歯と毛を掬うのはなかなかエグイ演出だとは思うけど、これってエレンの心象風景であって、実際の地ならし後の光景じゃないんだよねぇ。この時、エレンがハンジさんのことを話していたから、その遺体さえ残らなかった最期を思うと辛いです。歯や髪がハンジさんのものだったのかもと思うと…。

エレンは、首が残ったうえに、ミカサに埋葬してもらって、お墓まで作ってもらって、みんながお参りに来てくれるなんて、人類虐殺者にしてはいい待遇じゃない。

結局、私は、エレンが丁寧に埋葬されて、みんながお墓参りに来てくれるのが今でも納得いってない。(地ならしの被害者はお墓どころか、遺体も残らなかったのにね)

でも、最初から、彼があの木の下で埋葬されるのは諌山先生の中で決まっていただろうから、ここは譲れない点だったんだろうなぁ。

 

3.ハンジ推しとしての私

最終回にハンジさんがいないのがひたすら寂しい。リヴァイがオニャンコポンとガビ&ファルコ、イェレナと行動を共にして、難民キャンプで働いたり、木を植えたりしているのは嬉しい。でも、ここにハンジさんがいれば、一番役に立ったと思う。リーダーシップ、人と人をつなげる力、技術者としての技術開発力、どれも残された世界に必要とされる力で、ハンジさんは兼ね備えていたのに。

ハンジさんがいなくて寂しい。

 

 

ダラダラと書いてしまいました。ここまで読んでくださってありがとうございます。

ずっと書きたかった進撃とナウシカについてのエントリーを今こそ書きたいなぁ。

 

 

 

ナナミン (アニメ「呪術廻戦」 Ep. 42 [S2 Ep. 18])

ここ最近は仕事がすごく立て込んでいて、朝から夜中まで仕事に追われて、ストレス満載な日々で、心身ともにボロボロ。やっと感謝祭の休みで、一息ついた木曜日、料理しながら、呪術廻戦を見たんですけど……。

こんなボロボロの私にあのエピソードはもう勘弁してくれ。傷口に塩を塗り込まれたみたいだ。

ナナミンが…。

 

(以下ネタバレあり。私はただのナナミン推し。察してください…)

 

呪術廻戦ってなんだかんだ生き返っているから、ナナミンも楽観視していたところがあるんですよね。

ジョウゴの炎をがっつり受けていたけど、禪院のジジイみたいに死が示唆されていたわけじゃないし。

今回、ナナミンはもう復活しそうにないレベルでの死に方で、めっちゃダメージを受けました…。火傷した段階で硝子のところに行って反転術式受けていれば助かったはずなのに。しかも伊地知さん連れて行ったんだから、彼女の居場所わかっているんでしょ。

伏黒君を助けなきゃって思っていたんだろうけど、こんなボロボロの体で彼を助けにいっても無駄死にだし、いったん退いて体を治してから、生存者を助けに行くべきだった。まあ、もうそういう正常な判断力を失くしていたということなのかねぇ。

 

彼の「疲れた」という言葉が一番胸に響くなぁ。私も疲れたよ、ナナミン。私もやりがいという曖昧な言葉で、ライフワークバランスのかけらもない仕事で、安い給料でこき使われて、上の連中からは認められなくて、もう疲れた。私もマレーシアの海辺に家を建てて、積読のままの本を読んで暮らしたい。

ナナミンの気持ちが手に取るようにわかる。

 

ナナミンの自己肯定感の低さが辛い。

ナナミンのこと、よくやっているって褒めてくれる人がいなかったのかな。自分に厳しいナナミンは、仮に周りが言ってくれても納得できなかったのかもしれないけど。誰が言えば納得できたのかな? 死んだ灰原に言ってほしかったのなら、生きていることに絶望していたのかもしれない。

真面目で責任感のあるナナミンは呪術師はやっぱり向いていなかったのかも。

五条ぐらいにちゃらんぽらんだったり、日下部ぐらいに無責任なほうが向いているのかねぇ。(でも、それじゃあ死地に送り込まれる生徒を守ってくれる大人がいなくなる、という絶望が…)

 

呪いになることを心配しつつ、虎杖君に後を頼みます、と遺言を残したんだけど、最後まで若い学生の未来を案じていたナナミンは本当に真面目で優しい。遺言くらい好きにしたらいいよ。

確かに虎杖君にとって重い言葉になるけれど、それを糧に成長するべき。虎杖君は宿儺による虐殺という重い十字架を背負ってしまった上に、ナナミンの遺言まで受け取ってしまったのは可哀相だけど…。

ただこの遺言が呪いになるのか、虎杖君を成長させる糧になるのかは、今後の話の展開次第ですかねぇ。ナナミンの死を無駄にしてほしくないな。

 

ツダケンさんのお声はもともとめちゃくちゃ好きなんですが、今回の演技がもう迫真の演技で、泣けてくる。ナナミンのCVがツダケンさんでよかったです。でも、悲しい。

 

 

にしても、呪術師って結構な死亡率? 調査兵団に並ぶ死亡率の高さだな…。

 

ところで、なんで「いたんですか」「いたよ、ずっと」(七海と真人の会話)がダブっているの? なんというか無駄だよね。些細なことだけど、構成の悪さが気になるな。

後半部分も、ジョウゴがいたから、過去にさかのぼったエピソードなんだよね? 時間経過がよくわからないな。(これは今回に限ったことではないんだけど)

「渋谷事変」編の作画はバトルシーンが多くて大変そう。スタッフの皆さんの待遇のひどさが色々漏れ伝わってくるけど、改善されることを強く願っています。

S1に比べて、S2は演出の統一感のなさが気になるけど、クオリティのためにスタッフの方の待遇を犠牲にしてほしくないから、本当になんとかしてほしい。(クリエイターの方はクオリティを追求したいだろうから、辛いんだろうな。気持ちはよくわかる…。)

ところで「渋谷事変」の劇判はいい感じだ!(S1よりも出来がいいと思う)

 

ナナミンがいなくなって、「呪術廻戦」を見る動機が一つ減ってしまった。

見届けたいとは思っているけど。

 

 

以下自分用メモ:

進撃の最終編を見た(書く)

すずめの戸締りが配信されたので見た(書く)

「君たちはどう生きるか」を夏に見た(書く/もしくは北米公開を待ってから書く?)